和月伸宏による大ヒット漫画『るろうに剣心』。シリーズ誕生の節目を記念した初の大規模作品展『25周年記念 るろうに剣心展』が4月23日から、「京都市京セラ美術館」(京都市左京区)にて開催された。

90年代に『週刊少年ジャンプ』にて連載され、シリーズ累計発行部数7200万部を突破した大ヒット漫画『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』(原作:和月伸宏)。幕末から明治へと移り変わる激動の時代の中、「不殺(ころさず)」の誓いを立て、逆刃刀を手に流浪の旅をする主人公・緋村剣心が、迷い悩みながらも戦い続ける物語だ。

そんな名作誕生25周年を記念する本展の見どころは、会場に入ってすぐにある特別映像だ。名シーンの数々を、迫力ある映像とともに振りかえる。

さらに進むと、本作を語るうえで重要な鍵となる「仲間とは」「正義とは」「命とは」など5つのキーワードをもとに、200点以上もの原画が一堂に集結。絵の綿密さ、なかでも戦闘シーンの力強い筆線は必見で、原画に添えられた作者による制作中の「裏話」も、ファンの心をくすぐること間違いないだろう。

さらに、剣心の愛刀「逆刃刀・真打(さかばとう・しんうち)」も公開。「博物館明治村」(愛知県犬山市)の依頼のもと、岐阜県関市の無鑑査刀匠・尾川兼國が再現したという、貴重な作品だ。

ここでしか見ることのない特別描き下ろし原画や、連載初期のスケッチやプロット、さらに4月23日より2作連続で公開される映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning / The Final』の出演者らの衣装も公開される。『るろうに剣心』のファンなら大満足、初見の人にも本作の魅力がわかる、盛りだくさんの内容となっている。期間は6月6日まで、一般1600円。※4月25日より当面の間、公開を一時休止

取材・文/浪花朱音