回転寿司チェーン「くら寿司」(本社:大阪府堺市)から、AIを活用して養殖したハマチが登場。6月24日から3日間限定で味わうことができる。

同社の子会社で水産業をおこなう「KURAおさかなファーム」と水産養殖にテクノロジー技術を提供する「ウミトロン」がタッグを組み、2021年6月からおこなってきたハマチの養殖。AI技術を利用したスマート給餌機『UMITRON CELL』を使用し、今回日本で初めてAI技術を用いたハマチ養殖が成功した。

AIを使った養殖では、給餌の量やタイミングを最適化することができ、無駄なく生育に必要な量の餌を与えることが可能。それにより、約1割の給餌ロスの削減が実現。さらに、遠隔地から給餌の様子が確認でき、従来よりも効率よく作業をおこなうことができるという。

そのため、年々進んでいる水産業の高齢化や人手不足を補うことができるほか、安定した食材の供給がおこなえるなど、利点が多い。

そんな最新の技術を駆使して育てたハマチは、クセがなく食べやすいさっぱりとした味わいが特徴。同社の広報・小山祐一郎さんによると、「これまで提供してきたハマチと比べても味に遜色はない。今回は厚切りで食感、脂の乗りを感じてもらえたら」と話す。

また、小山さんは、「世界的にも魚食の需要は高まっている。今後は2024年を目処に当店で提供するハマチの約3割は、AI養殖したもので賄うことを目指したい。ほかの魚種でもすすめていけたら」と、今後の展望を話した。

「特大 AIはまち」(220円 ※一部店舗では価格が異なる)は6月24日〜26日の3日間限定で、全国のくら寿司にて販売される。

取材・文・写真/野村真帆