7月19日からエントリーが始まった「JR西日本」(本社:大阪市北区)の夏企画『サイコロきっぷ』。1回5000円で、オンライン上のサイコロを振ると目的地がランダムに決定。大阪市内からの往復きっぷが手に入るというもので、SNSで大きな話題に。

7月22日と23日に開催された「大阪ステーションシティ」でのリアルイベントでも大行列を作り、注目を集めている本企画。反響や企画を起ち上げたきっかけについて、同社の担当者に詳しい話を訊いた。

■ 「気軽に、楽しく旅に出てほしい」若手社員のチームで企画

──「某テレビ番組みたいでワクワクする」「往復で5000円はお得すぎ」など多くの人が注目した『サイコロきっぷ』ですが、反響はどうですか。

私たちもこれほどの反響になるとは想像しておりませんでしたが、社内外問わず前向きなお声を多くいただいております。「サイコロ」で目的地を決めるという、ありそうでなかった企画ですが、若年層のお客さまを中心に話題にしていただいているのかなと。5000円という思い切った価格設定も分かりやすく、よかったのかなと思っております。

──割引率は最大82%ということで、お得すぎます。発表されたときは「かなり攻めた内容だな」と思ったのですが、なぜこういった企画を?

JR西日本では、Z世代(10〜20代)をはじめとする若年層のお客さまとの接点として、特設サイト『アオタビ』を立ち上げ、西日本エリアの魅力発信に取り組んでいます。

この度、(コロナの影響で)これまでなかなか楽しむことができなかった旅を、気軽に、楽しく、多くの方に楽しんでいただきたいという想いを込め、若手社員を中心に『サイコロきっぷ』を考えました。

──5000円という気軽な価格だと若者も手にしやすいですし、お得が大好きな関西人にはたまりません。今回、着駅となった7駅が選ばれた理由を教えてください。

「大阪市内発基準で各方面」「在来線特急や新幹線の停車駅(旅の非日常を感じていただく、お得感を感じていただく)」などを考慮した結果、この7駅(芦原温泉・東舞鶴・餘部・白浜・倉敷・尾道・博多)になりました。どの着駅があたってもお得に楽しんでいただけると思います。

──夏休み期間に使えますし、1回のサイコロで最大6人分まで購入できるので、家族旅行にもいいですよね。最後に、利用するみなさんにどのように楽しんでいただきたいですか?

出目の着駅のうち「名前は聞いたことがあるけど、行ったことがない」という駅もあると思います。「サイコロ」がきっかけで行ったことのない旅先で、その土地の人や食、自然、文化などたくさんの魅力に触れていただき、旅の魅力、西日本の魅力を感じていただければうれしいです。そして「サイコーな夏は、サイコロで掴み取って」いただければ!

なお、ご旅行に際しては、新型コロナウイルス感染症の状況や政府・自治体の要請等を踏まえたうえで、適切なタイミングをご判断いただきますようお願いします。

■ 『サイコロきっぷ』、引いてみた

記者もこの夏、家族でのお出かけの行き先を決めかねていたので、『サイコロきっぷ』にチャレンジ! スタートボタンを押し、しばらく待つと・・・サイコロの出目が見えてきて「倉敷」の文字が。たった数秒で、我が家の夏の旅行は倉敷に決定した。

実際に引いてみると、行き先がわからないワクワク、ドキドキ感があって、旅行に行く前から楽しめる1つの体験として面白く感じた。

『サイコロきっぷ』はJR西日本のスマートフォン用サイトからエントリー可能。エントリー期間は7月19日〜9月30日。きっぷの利用期間は7月29日〜10月31日まで。

取材・文/野村真帆