大阪で人気の「大衆酒場 フレンチマン」(本社:京都市中京区)が2月3日、4店舗目となる天王寺店を「アポロビル」(大阪市阿倍野区)にオープン。本格フレンチの味が1品198円〜楽しめる。

京都のフレンチビストロ「Bistroフレンチマン」から派生した「大衆酒場 フレンチマン」は、2020年に新大阪に初出店。2号店の「第3ビル店」が、テレビ番組『坂上&指原のつぶれない店』(TBS)で紹介されたことで注目を集め、「お値段以上すぎ」「お洒落な料理がいろいろ食べられる」と20〜50代の女性を中心に連日行列を作っている(3号店は東京)。

メニューは、「キャロットラペ」(198円)や「ドライフルーツと明太子クリームチーズ」(418円)、「ホタテの冷製茶わんむし」(418円)といった小皿料理のほか、チーズや野菜などのソースで仕上げた串焼き(8種・各275円〜)など、リーズナブルなラインアップが30種以上。

また、巨大なチーズをくり抜き、そのなかで麺を混ぜるというエンタメ性とクリーミーな味わいが人気の「ホールチーズのクリームパスタ」(770円〜)や、パスタが隠れるほど具材を乗せた「うにとイクラの冷製パスタ」(2178円)、デミグラスソースといただく「和牛ロースレアカツ」(1280円、天王寺店限定)といったガッツリ系もスタンバイ。

一皿の量は少なめなので、昼飲みや仕事帰りのちょい飲み、2軒目遣いはもちろん、しっかりめの食事までマルチに対応。店内はシンプルなウッド調でカウンター席のみなので、女性1人でも利用しやすい。

運営会社「らくちん」の渡辺哲也社長は、「フレンチは、オーダーの仕方や量、価格帯がわかりにくかったりする。そういう心配要素を取り除くため、居酒屋スタイルにして、指差し注文もできるように料理をショーケースに並べたり、店内が見えるようにして初心者でも入り易くするなど『わかりやすさ』を意識している」と説明。

料理については、「若い人が焼き鳥1本で飲めるように種類によってソースを変えたり、冷やっこをチーズに変えてみたり。でもスペシャリテもちゃんとある」と話し、「これをきっかけにコース料理を提供する『Bistroフレンチマン』にも足を運んでもらいたい」と期待を込める。そのため、「大衆酒場」の方はあえて京都には出店しないという。2023年中には、さらに大阪への出店を予定しているそうだ。

「大衆酒場 フレンチマン 天王寺店」は、2月3日に「アポロビル」地下2階にオープン。営業時間は平日・昼1時〜夜10時30分、土日祝・朝11時〜夜10時30分(LO9時30分)。休業日は施設休館日に準じる。