熱海土石流災害で崩落の起点となった盛り土の前の所有者が静岡朝日テレビの取材に初めて顔と名前を出して応じ、行政への不満をあらわにしました。

盛り土があった土地の前所有者 天野二三男氏
Q.今回初めて顔を出して、実名でインタビューを受けていただくということで、これまでと対応を変えられた理由というのは何なんでしょうか?
「私達の検証も終盤になりまして、あえて名前を隠すとか、顔を伏せてという理由は無いと思いますのでね。堂々とインタビューにしても、やる意見論述にしても、していこうということに考えました。」

熱海土石流、崩落の起点となった盛り土。この土地の前の所有者が、神奈川県小田原市の不動産会社「新幹線ビルディング」の天野二三男元代表です。

これまで、匿名では取材に応じてきましたが、今回、静岡朝日テレビの取材に対し、顔と名前を出して対応しました。

天野氏は先月、県から土石流の起点に残っている、違法な土砂の撤去を求める措置命令を受けました。

しかし、これを拒否。県は、代わりに土砂を撤去する「行政代執行」に向けた手続きに入ることを決めました。

盛り土があった土地の前所有者 天野二三男氏
「(県の命令は)遺憾に思いますね、当然。まずその土砂が、どういう土砂なのか他の工事によって崩れ落ちた土砂という形を私は考えておりますね。まず当社が入れたとか、そういう土砂であるという論拠が明確でない。」

行政への不信感をあらわにし、訴訟の取り消しを求めるという天野氏。崩落の原因について、どう考えているのかを聞くと…。

盛り土があった土地の前所有者 天野二三男氏
「私が今まで静岡県、行政庁から受けてきたことを思えば、私が今原因を決定的に言うことはできない。それを言うと、第二の私を作ることになってしまう。したがって、当事者である私が、責任は、この人だとか、ここにあるとか言うべきではないですね。」

その上で、天野氏、現在の所有者、熱海市、県が一緒になって、原因究明をして行くべきだと主張しました。