13日に発表された静岡県の来年度当初予算。一般会計の総額は1兆3160億円となりました。JR東静岡駅南口に建設が予定されている「新たな県立図書館」の事業費に9億円あまり。さらに、教育や子育てに対する支援に総額922億円が充てられるなど、“未来への投資”とも言える予算が目立ちます。

来年度予算案を発表する川勝知事

南アルプス関連で1億円余り計上

 こうした中で、南アルプスの生態系保全に関する調査費用や南アルプスの魅力を発信する費用などに来年度、1億円余りを計上。今年度と同じ規模の予算となりました。

 今の静岡県にとって、この南アルプスと切っても切り離せないのが、リニアをめぐる動きです。県は来年度、環境保全の会議費用などで2600万円ほどを計上しています。

南アルプスの生態系保全に関する調査費用などに1億円

斉藤国交大臣「JR東海が着実に実行するか、確認のための態勢準備」

 一方、斉藤国交大臣は13日の記者会見で、川勝知事と国交省の鉄道局長が面会したことについて言及しました。

斉藤鉄夫国交大臣:「水資源および環境保全につきまして、報告書で整理された対策をJR東海が着実に実行していくことが重要であることを踏まえ、国土交通省としてそれを確認するための新たな体制を準備している、その旨を説明させていただいたところでございます」

斉藤鉄夫国交大臣

国の有識者会議の報告書に川勝知事が反発

 いわゆる「静岡問題」については数年にわたって国の有識者会議で議論が交わされ、「水」と「環境」2つのテーマについてすでに報告書が出されています。ところが…。

静岡県 川勝平太知事(去年12月):「有識者会議では残念ながら十分に議論されずに解決されないまま報告書を取りまとめられた」

静岡県 川勝平太知事

川勝知事「南アルプスの保全は国際的義務」

 そうした中で注目を集める「南アルプス」に関する予算。13日の会見で川勝知事は…。

 静岡 川勝平太知事
Q.南アルプスの関連事業費に1億円余りが入っている。県として南アルプスの保全は、どのような姿勢で取り組んでいきたい?

A.「昭和30年代に、(南アルプスを)国立公園に認定している。従って南アルプスの自然を保全するということは、国策である。ですから国策で国際的責務であるという意味で、南アルプスを預かっている本県において大変重視している。

Q.リニア問題を含めて全国的に南アルプスが注目されている。知事としてはどのように魅力を発信して、正しい理解を全国に広めていきたい?

A.「南アルプスの持っている希少性、特に本州で唯一3000m級で、いろんなものが垂直に多様に分布している唯一の所だから、ここはそういう情報を正確に知っていただくための発信をいろんな方々を通して発信していきたい」

 (2月13日放送)