静岡県の川勝平太知事は1日、岐阜県にあるリニア中央新幹線の車両基地などを視察し、静岡県以外の沿線自治体で組織される期成同盟会への入会を申請する意向を明らかにしました。

1日午後、川勝知事の姿は岐阜県の中津川市役所にありました。その理由は…。

静岡県 川勝平太知事(5月25日):「中津川はそこに、岐阜県におけるリニアの車両基地が作られるところですね。ですから、市長さん等に会って話も承りたい」

先週の定例会見で、このように話した川勝知事。2日に三重県で開かれる中部圏知事会議に向かう途中で、中津川市を視察すると明らかにしていました。中津川市はリニア新幹線の車両基地に加え、それぞれの県に一つずつ設置されるリニア新幹線駅の建設予定地です。

この週末、山梨県にあるリニア実験線を訪れていたのは岸田総理です。試験車両に試乗し、JR東海の金子社長から直接説明を受けました。

試乗後、取材に応じた岸田総理は―

Q.リニア工事をめぐっては静岡県の川勝知事が反対していますが、今後どのように進めていくお考えでしょうか?

岸田文雄総理:「ぜひ沿線自治体の理解を得つつ、事業を進めていくことが重要であると認識いたします」

その上で、新たに環境保全に関する国の有識者会議を設置すると明らかにしました。

岸田文雄総理:「静岡県からの要請を受けて、環境保全に関する国の有識者会議、これを速やかに設置したいと思います。水資源対策と合わせて、課題解決に向けた取り組みを進め、環境整備に努めていきたいと思っています」

リニア新幹線をめぐる国の有識者会議では、これまでトンネル工事に伴う大井川の流量減少問題を議論してきました。新たに設置される有識者会議はこれとは別に、工事による環境への影響を懸念する静岡県の要請を受けて設置されるもので、6月上旬にも1回目の会議が開かれる予定です。

こうした中、1日、岐阜県中津川市にあるリニア新幹線の車両基地を視察した川勝知事。視察後、市役所で青山節児市長と面会しました。終了後、取材に応じた川勝知事は―

静岡県 川勝平太知事:「リニアが完成するとのぞみ機能がリニアに移るので、ひかりとこだまの本数も増えるということで、我々はリニアができるとそれによって、東西の便がはるかに良くなりますから、全然反対しているのではないと。今回改めてまさに中津川出身の古屋圭司衆院議員が、ぜひ推進する期成同盟会に入ってくださいと言われましたので、遠からずその申請書を再申請になりますけれども、大村会長さんにお渡ししようと思っている」