修善寺SGG 英語ボランティアガイド 堀内祝子会長 「(日本語で)いよいよあす(10日)からはインバウンドの本格的な再開で、修善寺にもたくさんの外国人観光客が来ると期待している」

静岡県有数の観光地、伊豆市の修善寺。10日から外国人観光客の受け入れがおよそ2年ぶりに再開されるのを前に、おもてなしの準備が進められていました。

英語ボランティアガイド 「(※英語で)私はボランティアガイドです。あなたたちに会えてうれしい。きょうは訪れてくれてありがとう。寺を見るのは初めてですか? こちらの寺は修禅寺。この寺は807年に空海が訪れた」

行われていたのは、ボランティアで外国人観光客を案内する通訳ガイドの研修です。この日は英語や中国語などの通訳ガイド4人が参加。実際のコースを回りながら、予行演習を行っていました。

英語ボランティアガイドは研修

修善寺を代表する観光スポット「独鈷の湯」。時折、言葉を詰まらせながらも案内を続けます。 英語ボランティアガイド
「(英語で)……」

「竹林の小径」も外国人観光客に人気のスポットです。この日の研修で、改善点も見つかったようです。

「クッキングで使うとなると、どんなもので使われるのかとか、そういう質問が(外国人観光客から)出るかもしれない。雨でなければ必ず寝転がってもらってみてもらうのが一番」

修善寺を訪れる外国人宿泊者数は2019年におよそ4万4000人にのぼりましたが、新型コロナの感染拡大を受け、去年はわずか110人に。ようやく再開される外国人観光客の受け入れに、観光ガイドも期待を寄せています。 修善寺SGG 英語ボランティアガイド 堀内祝子会長
「待ちに待っていました。やっとここで、世の中はコロナ禍だが外国人が来てくれる状況になったので、とてもうれしい気持ちでいっぱい。これからのコロナ感染は未知数ではあるが、少しずつ外国人の方に対応できるように頑張っていきたい」

着物レンタル店「日本の文化を味わってもらいたい」

期待の声は修善寺の中心地に位置する、着物のレンタル店からも…。 街ナビゆるり 杉山照子さん
「コロナ禍前は3割が外国人だったので、それがすっかりいなくなったので、ぜひ海外の方にも日本の文化を味わってもらいたい」

以前は3割いた外国人観光客ですが、ここ2年間で訪れたのはたった3人。店では英語のパンフレットを新たに作成し、準備を進めています。政府は訪日観光客の受け入れ再開に向けて、実証実験としてツアーを実施。

伊東市のゲストハウス「戻りつつあるが…」

インバウンドの再開に期待の声が聞かれる一方、伊東市のゲストハウスでは…。 ケイズハウス伊東温泉 岩村幸雄マネージャー:「うちは規模的に団体の受け入れはしていないので、とりあえず6月10日からの処置に対しての影響はほとんどないです」

10日から受け入れが再開されたのは、添乗員付きのパッケージツアーのみ。個人客をメインとしているため、予約が増えるといった変化はまだありません。こちらのゲストハウスは大正時代に建てられた風情ある建物が外国人観光客に人気で、コロナ禍前は宿泊者のおよそ9割が海外からの観光客だったといいます。

ケイズハウス伊東温泉 岩村幸雄マネージャー:「普段あまり会えないようなアフリカの国や南米の国、それはありとあらゆる国籍の方がお見えになっていた」  コロナ禍前は外国人観光客の予約が年間でおよそ1万2000件。ここ数年は厳しい経営を余儀なくされました。

ケイズハウス伊東温泉 岩村幸雄マネージャー:「売り上げは実際80%〜70%くらい落ちました。戻ってきつつあるんですけど、最悪の時はそんな感じでした」

8月に外国人観光客の予約が20件ほど入っているそうですが、ほとんどが日本在住だということで、訪日観光客受け入れ再開による恩恵を実感するのはまだ先になりそうです。

(6月9日放送)