ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから2ヵ月半が経過しました。ウクライナ出身の歌手が、
11日夜に静岡市で開くコンサートを前に故郷を想い、募金活動を行いました。

「♪朝日に揺れて、緑に光る いのちの輝き、しずくに触れてみる…」

ウクライナ出身の歌手、ナターシャ・グジーさん。20年前に来日。軍事侵攻が始まってからは、ウクライナの民族楽器を携え、全国でチャリティーコンサートを開いています。

静岡市で開くコンサートを前に、11日午前、県庁を訪れたナターシャさん。川勝知事を前に民族楽器・『バンドゥーラ』を使い音色を奏でました。

ナターシャ・グジーさん:「ウクライナが大変な時に、音楽という素晴らしいもので、長い間ウクライナのことを応援していただけるように、そしてウクライナを好きになっていただけるように心掛けている」

ナターシャさんが活動を続ける理由…、過去の経験にありました。

6歳のときに起きたチョルノービリ原発事故。ナターシャさんの父親も原発で働いていました。原発から3.5キロの自宅で被爆し避難のため、各地を転々としていました。『何も持たず、行く宛てもない…』最終的に家族で移り住んだのは首都キーウでした。

ナターシャ・グジーさん:「ウクライナには、家族もいるし、友達も、親戚も…生まれ育って、故郷なのでお世話に なった方々が大勢いる」

二度と同じような経験をしてほしくない。知事との面会の後、向かったのは、静岡市の中心街です。

「よろしくお願いしまーす」市民1人1人にウクライナへの支援を呼びかけました。

募金した人:「皆が幸せに平和に暮らしてほしいな。先の先だろうけどね…」「毎日毎日ウクライナのニュースを聞いて、本当に心が痛い。早く平和がもどりますように…」

ナターシャさん:「少しでもウクライナという国を好きになってもらえればいいなと。そしてウクライナの人と平和のために、自分は何ができるのかということを1人1人が考える きっかけになればいいなと思う」