県議会会派「ふじのくに県民クラブ」の県議13人が、長野県のリニア工事の現地視察に向かいました。

同行したのは、地質学者で静岡県の専門部会の委員を務める塩坂邦雄氏。

県専門部会 塩坂邦雄委員
「きょう行くのは中央構造線(断層)というが、線がこう、諏訪湖からこういう風にありますね」

「リニアは、この辺を通過している。きょう行くのは大鹿村で西口の出口を見ることになる」

午後2時ごろ、南アルプスのトンネル工事が進む長野県大鹿村に到着。  大鹿村は、4年前からリニア工事が始まりました。全国で最もトンネル工事の区間が長い地域です。

リニア工事に抵抗も

記者(2016年11月)
「起工式の会場に続く道路沿い。リニア工事反対派の住民が関係者に対し訴えを続けている」

ただ、工事に反対する住民からは「説明が不十分」だと、抗議の声が上がるなど、対立が続いてきました。

反対派住民
「説明してください。私たちは車列を止めたいんじゃないんです。説明を求めているにすぎません」

残土の行方は…

視察で県議らは、大鹿村担当者の説明を受けながら、トンネル掘削の現場など4カ所を視察しました。  住民に広がる懸念の一つが、脆弱な地質にトンネルを採掘することの危険性。さらに、残土の行方も問題となっています。

その一方で…。

根方ゆき乃記者 「大鹿村ではトンネル掘削の残土処理が最大の課題。ここはその土砂を利用して作られたグラウンド。有効活用も始まりました」

今年7月には、野球やテニスをすることができるグラウンドが完成しました。  いまだ着工が始まっていない静岡工区。ふじのくに県民クラブは、今回の視察を、県議会での今後の議論や提言に生かすとしています。

佐野愛子県議
「この村の残土の置き方に注目していたが、グラウンドを作ってもらうとかそういうことは別問題として、課題があると思いました」