土石流災害が起きた静岡・熱海市の伊豆山地区。高齢者が多い団地で問題となっているのが、交通手段です。

県営七尾団地の役員の男性が向かったのは、支給された食料が届いた団地から離れた集会所です。重要な交通手段である路線バスが止まっているため、車を持たない世帯にとって団地は今、陸の孤島状態です。そこで車を持っている男性が食料を団地に運んでいるのです。さらに持ってきた食料を一部屋一部屋、配って歩きます…。

男性「おはようございます すみません」
住民「ここへおいてくれればいいですから…。おつかれさま」
「あしたから下のポストに入れることになったんですよ」

●県営七尾団地 役員の男性
Q.けっこう一人暮らしが多い
男性「13世帯」
Q.そういう人たちは外に出られない?
男性「出られないです。今、本当に車がないし、何も動けない。バスがないから」

路線バスが止まり困るのは食料の問題だけではありません。高齢者にとってはどうやって病院に通うかも問題となります。

住民は…

団地の住民
「車を持っていない人はやっぱり大変ですよ、生活難民。病院に行けない、買い物に行けない、でも買い物は出張販売でコンビニとか八百屋さんが来てくれるので、一番は病院でしょうね。友達に乗せてもらって病院まで行って来ました。(薬を)まとめてもらってきました。この先いつ(バスが)開通するかわからないから」