静岡県教育委員会 水口秀樹教育部長(4日):「県教育委員会は教諭1名を免職の懲戒処分といたしました。教職員による不祥事の発生は、教育行政に対する信頼を失わせるものであり、県民の皆様、児童生徒・保護者の皆様に深くお詫び申し上げます。大変申し訳ありませんでした」

女子生徒にわいせつ行為をした20代の教師が懲戒免職

県内でまたも、教師による不祥事が─

県教育委員会は女子生徒にわいせつな行為を行ったとして、県中部の県立高校に勤めていた20代の男性教師を懲戒免職処分としました。県教委によりますと、男性教師は9月、高校に通う18歳未満の女子生徒1人に複数回わいせつな行為を行ったということです。

県教育委員会 中山雄二高校教育課長
Q.いわゆる男女の関係として付き合っていたと思っているのか、本人の認識は?

A.「本人の認識は被害者に対して恋愛感情を持っていて、真剣に交際している認識だったと。そこからおそらくかなり認識が甘かったのではないかと思われます」

男性教師は女子生徒の保護者に2人の関係を知られ、「隠しておけなくなった」と自ら校長に申し出たことで事態が発覚しました。

県教育委員会 中山雄二高校教育課長
「2人の関係についてSNS、フェイスブック、そういったものは使用していないと聞いている。電話もしくはショートメッセージ等で連絡を取っていたと教師から聞いている。基本的に個人的なやりとりなので、どのような手段でも違反は違反だと考えている」

懲戒処分は昨年度1年間と同数に

教職員の懲戒処分は今年度に入ってからこれが11件目。すでに昨年度1年間と同じ件数となっていて、教師の不祥事が後を絶ちません。

県教育委員会 池上重弘教育長(4月13日):「異常事態が続いている。私自身大変驚くとともに、痛恨の極みと感じている」

今年度就任した、県教育委員会の池上重弘教育長。4月13日に開いた就任会見の時点で、新年度が始まったばかりにも関わらず、教師3人が逮捕されていた異常事態でした。

県教委は再発防止策として、4月からすべての公立学校でグループワークを実施。また、県教委の幹部職員が県内すべての自治体を訪問し、それぞれの市や町の教育委員会と再発防止に向けて議論しました。

不祥事を起こさない環境づくりは

不祥事を起こさないための環境づくりについて、池上教育長は―

県教育委員会 池上重弘教育長:「校長の立場で考えなきゃいけないのは、不祥事としてあらわれたことの背後にある要因は何だろうか。平たく言うと、職場環境の配慮ということ。これは不祥事の未然防止にとっては、非常に重要なんじゃないかと私は考えている」

しかし、不祥事の根絶には至っておらず、再発防止策の実効性が問われています。

こうした状況に県教育委員会は─

県教育委員会 貝瀬佳章教育総務課参事:「11月末、12月から1月にかけての強化月間において、他人事にしない自分事にすべての事案を受け止めるという新たな考え方というか、(不祥事が)私には関係ないということが一切ないように、自分にも起こりうるというような研修の導入。これは県内で統一して行う。これは新たに行っていくもので、今までとは違う内容、全体の事案をすべて他人事にしない、自分事として考えるという機会を持たせたい」