盛り土について、現地を調査した専門家は神奈川県小田原市から運び込まれた可能性がある、という調査結果を発表しました。

地質学に詳しい静岡大学の北村晃寿教授は、熱海市職員の同行を得て発災直後から盛り土の現地調査に入りました。そして9月、あるものを発見しました。

静岡大学
北村晃寿教授:「あい染川の源頭部の崩壊してない盛り土で、黒色土砂から4個体の海生二枚貝の貝殻を採取しました。それから、集落の最上部にある家屋の上流側の土石流堆積物から5個体の海生二枚貝の貝殻を採取しました」

北村教授によりますと、発見された貝殻が、もともとどこにあったのか、これまでに集めた各地の地層のデータと照合したところ、複数の地点が考えられました。

その中で、盛り土が行われたとされる時期の少し前にあたる1990年から2000年代の間に採土をした記録があるのは、神奈川県小田原市の中村川下流域だけだったということです。

北村教授は今後も調査を進めて土砂を運び出した場所を特定し、土砂の崩落の様子を調べる実験に生かすということです。

北村教授:「盛り土がどこから運ばれてきたのか分かると、運びこまれたとこの土砂をもってきていろいろ実験することができる」