緊急事態宣言が解除されて1カ月余り。
祝日のきょう、天気に恵まれたこともあって、観光地・熱海には多くの人出が。

宣言解除から1カ月余り 熱海に人出戻る

まるでコロナ禍以前のにぎわいを取り戻したかのようです。

磯也ひもの店 小林雄人代表:「(緊急事態宣言が解除されて1カ月が経つが、お客さんの入りの状況は?)お客さんの入りは普通の日常のコロナ前みたいな感じには戻りつつあるような感じですかね。緊急事態宣言明けてから高齢者というかお年寄りとか。うち干物屋ですけど、干物を買ってくれるような客層の方が割合として増えて来たかなという感じ」

感染者減少「行くなら今かと」

観光客が戻り始めた背景にあるのは、先月から続く急激な感染者数の減少です。

県内では直近1カ月、1日の新規感染者数がほとんど1桁。きのう時点で、新型コロナで入院中の患者は県全体で4人のみとなっています。観光客からは。

観光客(東京都):「今は感染者少ないんで、行くなら今かなという感じで。また感染爆発しちゃうと、この子もどこか連れていく機会が1年後とかになってしまったりするかなと。今のうちに行けるときに行こうかなという感じですかね」

観光客(愛知県):「今、(感染が)落ち着いているからチャンスだと思って。三島へ行って、ずっと水郷巡りをやってきて、熱海に来て今から温泉に入って、食事をして帰ろうかと」
「(きょうの商店街の人出はどうですか?)多いです。三島も多かった」

宿泊施設は観光需要の高まり実感

市内の宿泊施設でも観光需要の高まりを実感しています。

ニューとみよし 富岡篤美社長:「感染者数が激減しましたので、その激減に伴って、一斉に予約が動き始めまして、お客様のこの11月12月は、おかげさまで例年並みの稼働に戻りつつあります。週末はほぼ9割、10割いっぱいになってきています。平日ももう50%以上が入ってきていますので、本当に例年並みの稼働に戻りつつありますね」

通常、首都圏からの宿泊客が3分の2を占めるこちらのホテル。県内客は普段1割にも満たないそうですが、今はその2倍ほどいるそうです。その理由が。

ニューとみよし 富岡篤美社長:「ここにきてバイ静岡のキャンペーンが始まりまして、本当に多くの問い合わせを頂いておりまして。うちの宿ではかつてないほど県内客が多くなっています。緊急事態宣言が解除された後に、何か1つ背中を押してほしいなあと思ったところにできたキャンペーンですから、本当にありがたく思っております」

県内版GoToトラベルともいえる「しずおか元気旅」は、条件を満たした施設で一人一泊最大5000円の割引が受けられるとともに、飲食店や土産物店で使える地域クーポンが最大2000円支給されます。

さらに、熱海市内に宿泊すると、土石流災害の復興支援として2000円分の地域クーポンが上乗せされるのです。

GoToトラベル再開にも期待

ニューとみよし 富岡篤美社長:「県内のキャンペーンも過去に色々ありましたけど、(県内客が)倍増するぐらいまでキャンペーンが効いたっていうのは、あまり今まで例がなかったんですけども。今回のキャンペーンに関しては、熱海にした方がインセンティブが大きいわけなので、その影響がやはり大きいのかなって思っております」

県民割を歓迎する声は観光客からも―

観光客(静岡市):「あってよかったなと思って。1万2〜3000円くらい(の宿代)が結局は半額くらい。おまけにホテルでこれをくれたの」
「(熱海のクーポン券ですね)2000円使ってこようと思って、今気が付いたから」
「バイシズオカがあることで県内旅行の促進につながっている?)それはある。もう一回行こうかなと思っちゃう」

観光地としての日常を取り戻しつつある熱海。政府が検討しているGoToトラベルの再開にも期待の声があがっています。

ニューとみよし 富岡篤美社長:「やはり(コロナによって)かなりダメージを受けておりますので、その傷を癒すためにも、そういったキャンペーンがあると本当に助かるなと思っております。(感染対策に)気をつけながら現状を維持しながら。営業を継続するということに全力を尽くそうと思っています」