生活に欠かせない「移動手段」。静岡県が4年前から進める取り組みの一環として実証実験が静岡県掛川市で行われました。

掛川市内を走る1台の車。一見すると普通の車ですが…

高橋諒「私が乗っているのは、県がすすめている自動運転の車です。ご覧の様に運転手は、ハンドルを握っていないんですが、自動で車が進むことが出来ます」

4年前から、県が進める「しずおか自動運転ショーケースプロジェクト」。

掛川市で1日、自動運転車の実証実験が行われました。実験の目的は、地域交通の課題の発見とその解決です。今回の実験では、一度に8人が乗車できるバス型の車を使います。

「赤(信号)です。停車します。」
交差点では信号に従い、自動でストップ。

「横断歩道です。左右確認。歩行者ないようですが、路上駐車あります」
路上駐車がある場合、手動に切り替えて運転します。

この車には特殊なカメラやセンサーが10個搭載されているほか、走行する道路の地図が事前に読み込まれています。この地図情報と実際の道路状況を組み合わせることで自動運転を実現しています。今回は時速10キロから15キロ前後で掛川駅北口から掛川城までの片道およそ600メートルを走行します。

そしてこちら、掛川駅からおよそ1.6キロ離れた掛川市役所に設置されたのは「遠隔コントロールセンター」

「横断歩行者ありません。そのまま走行ください」

東急 社会インフラ事業部 小林康人主事「こちらは、現地で見ている本物のものと監視の方が見ているものがそこにラグ(間違い)がないか」

民間企業の協力を得て自動運転車を監視。周囲に危険がある場合は、運転手に情報を共有します。

県は、再来年までに自動運転車の実用を目標に掲げています。

県 交通基盤部 未来まちづくり室イノベーション推進班 鈴木英晃主査「(自動運転の)法的なところであったりとか、警察あと運輸局と協議をした上で、どんどん試験の方は実施している3社の意見が整った時点で実走にはできるかなと思っている」

新たな移動手段の自動運転。交通事故減少や過疎地域の交通手段確保への期待も高まります。

掛川市 久保田崇市長「運転手不足とか、地域の足がやっぱり本数が少ないとか、不便だっていう声をよく聞きますので、それを解決する手段になればいいなと思う」