アルコール度数9%以上の缶チューハイは悪魔の飲み物

アルコール9%以上の缶チューハイは、度数の高さとジュースのような甘みが特徴的。安価で手軽に買えますが、体への負担は大きいので注意が必要です。

     

●アルコール度数の高さや添加物は体に悪影響
蒸溜酒はお酒のなかでも糖質が低いので、内臓脂肪を減らしたい人にはおすすめです。ただ、アルコール度数が9%以上の缶チューハイは蒸溜酒を原料にしているものの、常飲するのは様々な危険を伴います。その理由は、まずアルコール度数の高さにあります。度数9%以上の缶チューハイを500ミリリットル飲むと、36グラムの純アルコールを摂取することになります。このアルコール量は、ウイスキーのロック30ミリリットル3・5杯分にあたります。500ミリリットル1缶で、肝臓にかなりの負担をかけてしまうことになるのです。

次に、蒸溜酒自体は糖質が低いとはいえ、缶チューハイにはレモンやグレープフルーツなどの果汁(果糖)が加えられているほか、コーンシロップなどの甘味料が入っていることもあり、糖質の高いものが多いです。果糖は体内ですぐに分解・吸収されるため、血糖値が急上昇して脂肪がたまる原因になります。また缶チューハイで用いられる原材料の安全性にも疑問があります。缶チューハイは「スピリッツ」「リキュール」「焼酎(甲類)」といった蒸溜酒をベースにしていますが、いずれも細かな原材料が不明の雑穀を使用しており、体によいものとはいえません。これらの蒸留酒は、安価で大量に生産できる連続式蒸溜機を用いた蒸溜方法でつくられます。アルコールの純度が高く、クセの少ないお酒になるため飲み過ぎてしまう傾向があります。保存料や着色料などの食品添加物も多く含まれており、体にダメージを与えるリスクが高いのです。

ヤバい缶チューハイの見分け方

【1】食品添加物は体にダメージを与える
保存料、着色料、防腐剤、香料、人工甘味料など食品添加物が多く含まれているものは避ける。


【2】果汁や甘味料を確認し糖質が少ないのを選ぶ
果汁(果糖)や、コーンシロップなどの甘味料が入っているものは糖質が高いのでNG。


【3】原材料が明確なものを選ぶ
細かな原材料が不明な雑穀を使用していることも。原材料が明確なものを選ぶことが大切です。


アルコール度数9%以上の缶チューハイが危険な理由

【1】500mlの缶チューハイはウイスキー3.5杯に匹敵
500ml の缶チューハイは、ウイスキーロック(30ml)3.5杯分ものアルコールが含まれます。


【2】果糖やシロップが脂肪をためやすくする
果汁(果糖)や缶チューハイに含まれる甘味料は分解・吸収が早く、血糖値を急上昇させます。


【3】安価で手軽に飲めるがリスクを伴う
1缶(350ml)150円ほどで買える手軽さは魅力的ですが、常飲してしまうと危険。


【出典】『ストレス0!で内臓脂肪が落ちる食べ方』
監修:栗原毅 日本文芸社刊

監修者プロフィール
1951年、新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。前東京女子医科大学教授、前慶応義塾大学特任教授。現在は栗原クリニック東京・日本橋院長を務める。日本肝臓学会専門医。治療だけでなく予防にも力を入れている。血液サラサラの提唱者のひとり。『眠れなくなるほど面白い 図解 肝臓の話』(日本文芸社)をはじめ、著書・監修書多数。