「4つのルール」で表現力を高めよう

訥弁(とつべん)でも熱意とメッセージに中身があれば、相手に伝わります。

とはいえ、それで話がヘタでもよいという結論にはなりません。

話のヘタな人と、うまい人の違いのひとつは表現力の差です。

せっかく中身のある話でも、表現力がないばかりに、うまく相手に伝わらないのは、宝の持ち腐れとさえ言えます。

訥弁の人でも次の点を守れば、表現力を上げることができます。

❶ 事前に準備し、論理的な筋書きで話す
思いつきで話すのではなく、事前に話の筋を準備することが大切です。

❷ 五感に訴える表現を心がける
「メラビアンの法則」によれば、人は話の内容以外の情報から大きな影響を受けていると言います。

聴き手には、話の中身よりも前に、相手には態度や表情、それに声の調子に自信や熱意があるかというほうが強く伝わるのです。

❸ 相手の目を見るように心がけ、大きめの声でゆっくり話す
落ち着いた物腰というのは、相手に対しては自信のある態度に映るとともに、自分自身の気持ちを落ち着かせるというメリットがあります。

❹ 内容が伝わっているか、ときどき確かめる
「要約するとこうなります」と、途中で話の内容をまとめて理解を促すきっかけをつくります。

「この点をどう思いますか?」と問いかけてみるのも効果的な方法です。

【出典】『面白いほど役に立つ 図解 人を動かすリーダー力』
著者:新 将命  日本文芸社刊

執筆者プロフィール
新 将命(あたらし まさみ) 株式会社国際ビジネスブレイン代表取締役社長。1936年東京生まれ。早稲田大学卒業。シェル石油、日本コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、フィリップスなどグローバル・エクセレント・カンパニー6社で社長職を3社、副社長職を1社経験。現在、ライザップグループ株式会社など数社のアドバイザーを務める。「伝説の外資トップ」と称され、“実論”にもとづいた独自の経営論・リーダーシップ論には定評がある。