主な金融商品の長所・短所と、投資のツボ

主な金融商品である債券についてみていきましょう。

●債券……満期と利率が設定された借用書
債券は「借用書」のようなもので、国や企業などがお金を集めるために発行します。タダではお金は集められないので、買ってくれた人には利息が支払われます。債券には満期と利率が設定されます。

満期まで持てば元本は全額返してもらえ、決められた利息も受け取れます。国が発行する債券である国債は安全性が高いぶん利率が低くなります。利率は金利の下限が0・05%で、預貯金よりも少し有利です。企業が資金調達のために発行する社債という債券もあり、国債に比べると安全性は劣ります。

経営が安定した企業であればリスクは比較的低くなりますが、そうでない企業の場合はリスクが高まるので、そのぶん高い利率で発行されます。日本の個人向け国債であれば、購入から1年経過すれば元本割れすることなく中途換金できますが、個人投資家が入手できる社債などは途中で売ろうとしても額面では売却できず、損をすることもあります。 購入する際は、基本的には満期まで保有することを前提とするか、債券が組み入れられた投資信託を活用するのが手軽です。

【出典】『ほったらかしで3000万円貯める! お金と投資の超入門』
監修:坂本綾子/ファイナンシャルプランナー(日本FP 協会認定CFP Ⓡ) 日本文芸社刊

監修者プロフィール
明治大学在学中より、雑誌の編集に携わり、卒業後にフリーランスの雑誌記者として独立。1988 年より女性誌、マネー誌にて、お金の記事を執筆。1999年にファイナンシャルプランナー資格取得。2010年にファイナンシャルプランナー坂本綾子事務所を設立し、執筆に加えて、家計相談やセミナー講師も行なう。2012 年よりフォスター・フォーラム(良質な金融商品を育てる会)の活動に参加、消費者教育を担当。近著に『年収200 万円の私でも心おだやかに毎日暮らせるお金の貯め方を教えてください!』(SB クリエイティブ)、『まだ間に合う! 50 歳からのお金の基本』(エムディエヌコーポレーション)、『節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本』(朝日新聞出版)などがある。