使い勝手は?2023年末までの〝NISAファミリー〟

投資の利益が非課税となるNISAには、「つみたてNISA」以外にも、個別株にも投資ができる「一般NISA」と、未成年向けの「ジュニアNISA」があります。これら2023年までの現行NISA制度のしくみを押さえておきましょう。2024年に新・NISAに移行する一般NISAは比較的自由な投資が認められ、投資枠は年間で120万円。つみたてNISAの3倍もあり、個別株、ETF、REITのほか外国株にも投資できます。

つみたてNISAは投資初心者が主なターゲットです。一方、一般NISAは個別株を短期的に取引する中上級者が、非課税メリットをねらって短期取引で活用するパターンも多くみられます。一般NISAの非課税期間は原則5年間。ただし、保有している金融商品を翌年のNISA非課税投資枠へ移すことで、再度5年間非課税で運用できるロールオーバーというしくみを使えば、最長10年まで延長できます。また、この範囲内で、積み立て投資をすることも可能です。

2023年末で廃止となるジュニアNISAは未成年向けのNISAで、0歳から19歳が対象です。主に子どもの進学費用などの準備を目的につくられた制度で、口座は子ども名義ですが、運用と管理は保護者が行ないます。非課税枠は年間80万円。積み立て投資はもちろん、一般NISAと同じように個別株も購入できます。

つみたてNISAを含めたこれら三つのNISAのしくみは併用できず、一人あたり一つのしくみを選んで使います。途中で変更は可能ですが、年の途中では変更できず、年末までに変更の手続きをして、翌年から変更されます。家族で異なるしくみを利用するのは問題なく、たとえば夫は一般NISA、妻はつみたてNISA、子どもはジュニアNISAという活用も可能です。

【出典】『ほったらかしで3000万円貯める! お金と投資の超入門』
監修:坂本綾子/ファイナンシャルプランナー(日本FP 協会認定CFP Ⓡ) 日本文芸社刊

監修者プロフィール
明治大学在学中より、雑誌の編集に携わり、卒業後にフリーランスの雑誌記者として独立。1988 年より女性誌、マネー誌にて、お金の記事を執筆。1999年にファイナンシャルプランナー資格取得。2010年にファイナンシャルプランナー坂本綾子事務所を設立し、執筆に加えて、家計相談やセミナー講師も行なう。2012 年よりフォスター・フォーラム(良質な金融商品を育てる会)の活動に参加、消費者教育を担当。近著に『年収200 万円の私でも心おだやかに毎日暮らせるお金の貯め方を教えてください!』(SB クリエイティブ)、『まだ間に合う! 50 歳からのお金の基本』(エムディエヌコーポレーション)、『節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本』(朝日新聞出版)などがある。