世界をかけた戦い再び、オリュンポスの神々と巨人たちの壮絶戦

世界を手中に収めたゼウスたちオリュンポスの神々。しかし、我が子であるティタンの神々を奈落に封じ込められたことで、ガイアは、これまで味方をしていた孫であるゼウスに怒り狂います。

ガイアは、巨大な体を持つ異形のものたちを出産。彼らは非常な怪力で、大蛇の足を持ち、雄叫(おたけ)びとともに燃え盛る大木や巨岩を、神々に向けて投げつけました。

迎え撃つ神々は、それぞれの得意分野で奮戦しますが、ギガントマキアの戦いの鍵を握っていたのは英雄ヘラクレスでした。

ゼウスが人間との間に息子をもうけたのは、巨人族との戦いに勝利するには、人間の英雄が必要だという予言があったから。予言通り大活躍したヘラクレスの働きによって、神軍は優勢になります。

追い詰められたガイアは、最後の手段として奈落の神タルタロスと契りを結び、最強の怪物テュポンを生み出しました。

テュポンの威力により一度は捕らえられたゼウスですが、風変わりな息子ヘルメスの機転により救い出され、雷をふるってテュポンを追い詰め、勝利を手にします。

その後、ティタン神族を奈落から解放したゼウスは、ギリシャ神話の真の王となりました。

*ギガントマキア:巨人族とオリュンポスの神々との戦いのこと。ガイアがゼウスたちと戦わせた巨人がギガス族と呼ばれていたことに由来する。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 世界の神々』
著者:鈴木悠介  日本文芸社刊