モデルケースで比べてみる積み立て投資のツボ

典型的なポートフォリオを三つ紹介します。いずれもみた目はシンプルですが、そのシンプルさのなかに、投資する人それぞれのねらいや思い、投資のツボといったものが込められています。そんなことを考えながら、みていきましょう。

モデルケース❶ まずはiDeCoのみ、基本ポートフォリオで積み立て投資をスタート

企業年金を持たない会社に勤めている人が、まず月額2万3000円の上限までiDeCoに加入するケースです。選んだのは、日本株式、外国株式、日本債券、外国債券で、4分の1ずつ保有する基本のポートフォリオです。ただし、『モデルケース❶のポートフォリオ』図のように日本債券は預貯金として保有し(月7600円ずつ積み立てる)、iDeCo口座では日本株式、外国株式、外国債券を3分の1ずつ保有してもよいでしょう。


実際には、2万3000円から手数料を引いたうえで、iDeCo口座は1%単位の割合で指定するしくみです。投資額を増やせるようになったら、つみたてNISA口座を開設して、こちらは金額で同様のポートフォリオを組みましょう。日本債券は特定口座で日本債券に投資するインデックスファンドを積み立ててもOKです。

【出典】『ほったらかしで3000万円貯める! お金と投資の超入門』
監修:坂本綾子/ファイナンシャルプランナー(日本FP 協会認定CFP Ⓡ) 日本文芸社刊

監修者プロフィール
明治大学在学中より、雑誌の編集に携わり、卒業後にフリーランスの雑誌記者として独立。1988 年より女性誌、マネー誌にて、お金の記事を執筆。1999年にファイナンシャルプランナー資格取得。2010年にファイナンシャルプランナー坂本綾子事務所を設立し、執筆に加えて、家計相談やセミナー講師も行なう。2012 年よりフォスター・フォーラム(良質な金融商品を育てる会)の活動に参加、消費者教育を担当。近著に『年収200 万円の私でも心おだやかに毎日暮らせるお金の貯め方を教えてください!』(SB クリエイティブ)、『まだ間に合う! 50 歳からのお金の基本』(エムディエヌコーポレーション)、『節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本』(朝日新聞出版)などがある。