コストの安いインデックス投信で分散

本書の「ほったらかし投資」では、シンプルに投資したい資産クラスを選んで、その対象に連動するインデックス投信からコストの安いものを選びます。たとえば、日本株に投資する場合、TOPIX(東証株価指数)に連動するインデックス投信を選びますが、連動するインデックスが同じなら運用成果もほぼ同じです。だったら、差し引かれるコストが安いほうが有利だからです。具体的な投資信託選びについては、5つのポイントがあります。

【Point2】インデックス型か、アクティブ型か
投資信託は大きく、アクティブ型とインデックス型とに分けられます。インデックス型は、何らかの指数(インデックス)に機械的に連動するタイプです。指数とは日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)、米国のニューヨークダウやS&P500といった株式市場の動きを表す「株価指数」のほか、さまざまな国の株価をまとめて指数化した商品もあります。

インデックス型の投資信託はこうした指数と同じ値動きをするので、指数が下がれば投資信託の価格も下がりますし、指数が上がれば投資信託の価格も上がります。インデックス投信を使った投資は、市場と同じ運用成果をねらうわけです。

一方、アクティブ型の投資信託は、運用チームが独自の企業研究で株価が上昇しそうな商品・銘柄などを選び、インデックスを上回る投資成果をめざして運用されます。運用がうまくいけば、インデックスを上回る利益を出すことができます。

市場が下落しているとき逆に利益を出したり、金融市場の暴落でインデックス投信が大きな損失を出しているときでも小さな損失で済む、といったことも期待できます。投資信託では、信託報酬という運用にかかるコストを支払う必要がありますが、運用に人の手がかかるアクティブ型は、機械的に指数に連動するインデックス型よりもコストが高くなります。

それでも、アクティブ型の運用成果は必ずインデックス型を上回るとは限らず、下回ることもあります。アクティブ型はインデックス型と比べると、アタリハズレが大きいわけです。

【出典】『ほったらかしで3000万円貯める! お金と投資の超入門』
監修:坂本綾子/ファイナンシャルプランナー(日本FP 協会認定CFP Ⓡ) 日本文芸社刊