資格と接客スキル、経験により収入源が広がる

レストランにおけるワイン係のことをソムリエと呼びます。ただワインを出すだけではソムリエにはなれません。客の好みもふまえながら、料理に合うワインを選んで提供します。ワインの提供だけでなく、ワインの仕入れや在庫管理、グラスなどの備品の管理まで行うのです。

こうした業務を担当するので、ワインに対する知識と関心が必要です。ワインの味をわかりやすく説明するための言葉のセンスも重要でしょう。ソムリエを雇うレストランやホテルは高級であることがほとんどですから、高級店にふさわしい接客のスキルも求められます。

資格がなくともソムリエを名乗って仕事をすることはできますが、現在は民間団体のソムリエ資格が浸透しています。日本でソムリエ検定試験を行っているのは日本ソムリエ協会と全日本ソムリエ連合です。これらの資格を取得しておくと、ソムリエとして就職して働く上で有利になることもあります。

ソムリエの平均年収は300〜600万円程度と考えられています。幅があるのは、キャリアや勤める店のグレードによって収入が変わってくるからです。20代の平均年収は約220万円で、最大年収を迎える50代は480万円あたりと推測されます。また、ホテルのレストラン部門にはソムリエにも階級があり、一番上のチーフの中には年収が1000万円を超えている人もいるようです。

実力が評価されて有名になれば、メディア出演、講演・セミナー、飲食店のコンサルティングなどもできるようになります。ワインバーやレストランなど自分の店を開くソムリエもいます。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 職業と給料の話』