全国49地区 夏の大会データベース
【愛知】

《2022年 センバツ結果》出場なし

●甲子園での戦い&夏の展望
私学4強から抜け出す本命候補は享栄!東邦・愛工大名電も差はなく混戦状態に

長く私学優位な状況が続く愛知県。今年も東邦、愛工大名電、中京大中京、享栄からなる私学4強が優勝争いの中心であることは揺るがない。その中で注目は、もっとも甲子園から遠ざかっている享栄だ。昨夏は準優勝、昨秋は優勝と、成績は随一。春こそ新型コロナの影響でベスト8止まりだが、2018年から率いる大藤敏行監督の指導が結実しようとしている。2年生にしてすでにプロ注目の左腕・東松快征やリードオフマンの西田翔哉など戦力が整い、27年ぶりの甲子園は射程圏内だ。

2番手候補は東邦。昨秋まで3大会連続でベスト8止まりだったが、冬の間に力をつけ、春は混戦を制した。エース三浦心空を中心に総合力の高いチームで優勝も狙える。

同じく愛工大名電も対抗候補。昨夏のメンバーはごっそり抜けたが、やはり冬にパワーアップ。東邦とは春に二度戦って1勝1敗の五分。享栄を交えた三つ巴の戦いになりそうだ。

もう1校、中京大中京は昨夏からの戦力ダウンを補いきれておらず、少し厳しい印象。それでも190センチの大型右腕・大江嶺を中心にまとまっており、春の不振からの巻き返しを狙っている。

そのほかでは、春ベスト4の豊川や星城、名門の至学館あたりもダークホースとして注視したい存在。特に豊川は、プロ注目の右腕・白須輝一の出来次第では、一気に頂点まで駆け上がることも考えられる。

全国49地区夏の甲子園DATABASE【東海編】

●強豪地区の威信をかけて巻き返しなるか!?
中京大中京、愛工大名電、常葉大菊川、県岐阜商など、強豪校が軒を連ねる同地区。各県ともにこれらの強豪校に拮抗する新興勢力が台頭しているのが特徴だが、全国制覇は2009年の中京大中京が最後。どの県も代表校は混戦模様だけに、ニューフィエスの誕生もありそう。

愛知一強時代は終焉し、地区内の実力は伯仲!

東海地区と言えば、全国2位となる夏の全国制覇8回を誇る愛知県が長らく牽引し、古豪と新興が甲子園を沸かせる強豪ブロックとして知られてきた。だが、夏の甲子園優勝は09年の中京大中京が最後となっており、直近5年のベスト8以上は、19年の中京(岐阜)の1回のみと苦戦が続いている。

また、春季東海大会は盟主の愛知県勢が共に初戦で敗退するなど、4県が実力伯仲の様相を呈している。同地区の中でいま一番勢いがあるのが静岡県。昨夏の代表校・静岡をはじめ、春季東海大会で初出場初優勝を飾った浜松開誠館や秋季東海大会で準優勝聖隷クリストファーなど、新興勢力の強さが目立つ。

相変わらず私学四強がしのぎを削る愛知県は、ドラフト候補が揃う享栄が久しぶりの代表校へと鼻息が荒い。岐阜県は大垣日大と中京の私立に、春季東海大会で準Vの岐阜第一と名門・県岐阜商の四強が中心で、どこが出てきてもおかしくない。他3県に劣勢だった三重県は、春季東海大会で津田学園と津商がベスト4進出と地力を付けてきた。

出典:『がっつり!甲子園2022』