地球温暖化を防ぐには、温室効果ガスの排出に注目

自動車や電車などの乗り物は、燃料を燃やす際に二酸化炭素を出していますが、どのくらいの量が排出されているかを考えたことはありましたか?乗用車(ガソリン車)は二酸化炭素の排出量が多く、バスの約2.5倍、鉄道の7倍以上の二酸化炭素を排出しているのです。

温室効果ガスは地球を生き物が暮らしやすい温度に保つものですが、人間の活動によって増えすぎているのが問題となっています。なかでも二酸化炭素は地球温暖化に大きく影響しており、二酸化炭素を吸収する森林が減っていることから空気中の二酸化炭素は年々増えています。

こうした現状から、日本の大手自動車メーカーは将来的に二酸化炭素を出さない電気自動車(EV)燃料電池自動車(FCV)への切り替えを目指しています。しかし、現在はガソリン車とハイブリッド車(HV。エンジンとモーターの2つの動力を搭載した低燃費エコカー)が主流で、温室効果ガスの排出を抑える脱炭素化の達成には時間がかかりそうです。

自動車は便利な移動手段ですが、頼りすぎれば地球温暖化が進むばかり。自転車や徒歩で移動するなど、ひとりひとりが地球に優しいアクションを心がけることが大切です。

2035年にガソリン車の販売が禁止になるところも!

2021年7月、ヨーロッパ連合(EU)は気候変動対策として、HVを含むガソリン車の新車販売を2035年に禁止にする案を発表しました。すでに日本の大手自動車メーカーは脱炭素戦略を進めていますが、EUの発表を受けて、取り組みのさらなる前倒しを迫られています。

私たちが普段利用している乗り物を、二酸化炭素排出量から比べてみると、鉄道やバスは排出量が少ないことが分かります。自動車通勤から電車通勤に変えるなど、ちょっとした工夫で二酸化炭素の増加を抑えることができます。ほかにも私たちに何ができるのか考えて、地球に優しいアクションを心がけましょう。

「親子で学ぶSDGs」はこんな方にオススメ!

・日本や世界で起こっていることに興味がある
・SDGs達成に向けた実際の取り組みが知りたい!
・自分自身が未来のためにできることはなにがあるのか?
・脱炭素社会を目指すには、どんなアクションを起こすべき?

そう感じている方にはぜひ本書『親子で学ぶSDGs』を手に取っていただけたらと思います。

出典:『親子で学ぶSDGs』著/笹谷秀光