クラブヘッドが芝にひっかかるのを防ぐ

ピンが近い逆目の芝からのアプローチはよくある状況ですが、いろんな打ち方があります。

たとえばフェースを開いてしっかり振り抜くのもその1つですし、あえてハンドレートに構えて、そのままヘッドだけ先に出して打つ方法もあります。

後者の打ち方は、ヘッドを動かしやすい状態をあらかじめ作っておくということで、クラブヘッドが抜けてくれるので逆目に負けずに打つことができます。

ゴルフにおいては「悪」と言われるフリップのような動きにはなりますが、ハンドレートの状態でクラブヘッドを動かしてあげると、バンスが使えてヘッドがすっと抜けますので逆目でもうまく打てます。

フェースを開いておく打ち方は、ボールの高さで止めますが、スピンで止めたい場合は、ハンドレート気味のアドレスから、ハンドレートをキープするようにクラブヘッドを動かしてあげると、逆目のラフからでもスピンで止めることができます。

ハンドレートでとらえる打ち方は、バンスの後方寄りの部分を使うショットです。

私はバンスのフェース寄りを1番、中央部分を2番、後方寄りを3番と呼んで使い分けていますが、このアプローチは3番を使うテクニックです。

通常、フェースを開くというとシャフトを軸にクラブヘッドを回しますが、この場合は、フェースを目標に対してスクェアに向けたまま、シャフトを後ろに倒してバンスを効かせます。

バンスを使う方法もフェースを開いているのと同じであり、フェースの開き方には2種類あるといえます。

なぜ3番を使う開き方が逆目のラフに対して有効なのかというと、鋭角な刃の部分がつねに浮いた状態で、スイングできるので芝にひっかからないからです。

こういうバンスの使い方を知っておくと、逆目のラフからでも簡単に打つことができます。

出典:『うねりスイング 実戦ラウンド編1 ドライバー・アプローチ・パッティング50の最強ワザ』著/三觜喜一

【レッスンプロ/出演者情報】
●三觜喜一
1974年神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。1999年よりジュニアを精力的に指導。独自のエクササイズやドリルが多くのゴルファーから共感を得ている。辻梨恵をはじめ多くのツアープロも指導。2014年、日本プロゴルフ協会ティーチングプロアワード功労賞受賞。