「自分のセンター」を知るには、自分のアドレスの姿勢を鏡に映してみて体が歪んでいないか、真ん中が自分で感じているポジションとマッチしているか、などをチェックする方法もいいでしょう。
一番わかりやすいのは、プロたちが練習でよく使っているアライメントスティックを十字に置く方法です。
両足のツマ先の前に1本のアライメントスティックを飛球線と平行になるように置き、もう1本をスタンスの中央に飛球線と直角に交わるように置きます。
クラブで代用しても構いませんが、アライメントスティックのように細い棒のほうが正確に確認しやすいといえます。決して高価なものではありませんから、2本は手に入れて練習に役立てることをお勧めします。
2本のアライメントスティックを十字に置くと、自分の感じる真ん中がどこになるかを正しく認識できます。
大切なポイントは、自分のセンターをスイング軌道の最下点とリンクさせることです。
軌道がインサイドアウトになると最下点がセンターよりも少し右側にずれますし、アウトサイドインの軌道なら最下点はセンターよりも少し左側となりますから、それもチェックしたいポイントです。
アイアンショットではボールを真ん中に置くと考えがちですが、ボールをスイング軌道の最下点でとらえるには、クラブヘッドがセンターとなるのが正解で、7番アイアンより大きい番手のショットではボールの位置がセンターよりもやや左となるのが基本です。