過度なダイエットで「低栄養性脂肪肝」に

糖質のとり過ぎで脂肪肝になるなら、全く糖質をとらないほうがよいのでしょうか? 実は、糖質を厳しく制限するような過度なダイエットをすると、逆に脂肪肝を招いてしまうことがわかっています。それが「低栄養性脂肪肝」です。

例えば、ほとんど糖質を摂取しないような食生活を送っていると、エネルギー源として肝臓に蓄えられている中性脂肪が極端に減ってしまいます。私たちは通常、少しくらい食事を抜いても活動できますが、それは体内の中性脂肪がエネルギー不足を補ってくれるから。

つまり、中性脂肪は重要な非常用のエネルギーなのです。それが不足すると体が飢餓状態だと勘違いし、体を守ろうとして体中の中性脂肪を肝臓に送るように働きかけます。その結果、肝臓に全身の脂肪が集まり脂肪肝になるのです。また最近の研究では、たんぱく質が不足するとホルモンバランスが崩れ、栄養素を代謝する機能が低下し、脂肪をため込みやすい体になるということもわかってきました。まだ完全に解明されたわけではありませんが、極端な食事制限が脂肪肝の原因となることは間違いありません。

理想的な食事のとり方については、脂肪肝を改善してやせるためにはバランスのとれた食事を適量とることが大切です。むやみに糖質や食事量を減らす行為は、かえって健康を害する恐れがあります。

過度なダイエットで「低栄養性脂肪肝」に【1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法】

『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』はこんな人におすすめ!

・無理なく痩せる方法を知りたい
・夏に向けてダイエットを始めたい
・脂肪肝について知りたい etc….

以上の方に、この本は大変おすすめです。

「そんなに食べていないのに、やせないんです」
そうおっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。なぜなのでしょうか?それは、本当に正しい食生活をご存じないからです。間違った食べ物を間違った食べ方で食べていたら、当然、いくら頑張ってもやせません。そうこうするうちに、「一体どうしたらやせるの?」と切実な悩みとなり、果ては脂肪肝のような病へと発展します。本書では、1週間で「やせスイッチ」がオンになる、最強に「やせるプログラム」をお教えします。

プログラムはたったの5つ。歯を磨いて口の中をきれいにする。チョコレートを食べる。緑茶を飲む。糖質を一口分減らす。軽い運動をする。皆さんにとって、「続けやすく」かつ「効果が高い」方法を厳選しました。

こんなラクな方法なら容易に実行できそうですが、継続することは案外難しいのです。ですから、まずは1週間頑張ってみましょう。きっと、皆さんの体の中の「やせスイッチ」がオンになり、勝手にやせていく体が手に入るはずです。

日本人の約3人に1人が脂肪肝!?

この記事では痩せる上で特に大切な「脂肪肝」について解説します。

「脂肪肝」という言葉を耳にしたことはありますか? これは、肝臓に脂肪がたまって、フォアグラのようになってしまった状態を指します。健康診断や人間ドックなどで何となく言葉は知っていても、実際に危機感を抱いている人は少ないのではないでしょうか。でも、実際のところは日本人の約3人に1人、推定で約4000万の人が脂肪肝だといわれています。この脂肪肝こそが、やせられない原因になっているかもしれません。

脂肪肝はお酒の飲み過ぎ、いわゆるお酒好きの人がなる病気として知られていますが、実はお酒を全く飲まなくても脂肪肝にはなります。脂肪肝には2種類あり、「糖質のとり過ぎ」によっても脂肪肝になってしまうのです。なかでも日本人は、圧倒的にこのタイプが多いとされています。

やせられない原因は脂肪肝だった!

ところが、多くの人は無自覚に糖質をとり過ぎ、脂肪肝の状態で生活を送っています。この状態だと肝臓の機能がうまく働かず、ダイエットにとり組んでも脂肪を燃やす効果を十分に得られません。

なかなかやせられない……と感じたら、まずは脂肪肝の疑いがあるかを上記のチェックリストで確認してみましょう。3つ以上あてはまれば脂肪肝の可能性があります。脂肪肝とは、性別や年齢に関係なく、意外となりやすいものなのです。

日々の生活の必須知識として家に置いておきたい一冊!

さくっと読めてしまうのに、しっかりとした専門家の知識を身につけることができるのが本書の最大の魅力です!発売後すぐに重版がかかり多くの人にご愛読いただいている1冊です!

ダイエットを始める上で必須の1冊!ぜひ『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』をご一読ください!

出典:『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』著/栗原毅