糖値とは、血液中に溶けている糖(=ブドウ糖)の濃度のこと。食事で摂取した糖分は、肝臓にある酵素の働きによりブドウ糖に蓄えられ、血液中にとり込まれます。その量が数値となって表れるのが血糖値です。通常空腹時の血糖値は70〜100mg/dlくらいで、下がり過ぎると低血糖状態となり、ひどい場合は体に不調をきたすこともあります。基本的には糖を摂取することで上昇しますが、注意してほしいのは血糖値の急激な上昇です。
食後に血糖値が上がると、それを抑制するためにすい臓から「インスリン」が分泌されます。インスリンは血糖値を調節するホルモン。血液中のブドウ糖を肝臓や筋肉などにとり込ませ、血糖値を下げる働きをしますが、同時にその過程でブドウ糖を脂肪に変え、肝臓などに蓄えるよう促す働きもします。
空腹時に糖質が多く含まれるものを食べると血糖値が一気に上昇し、インスリンが過剰に分泌されます。必要以上に分泌されたインスリンによって脂肪の合成に拍車がかかり、その結果、体内に脂肪が蓄積されて太る原因となるのです。
食後の血糖値の上昇が緩やかであれば、インスリンが過剰に分泌されることもありません。つまり、脂肪肝の改善にも、やせるためにも、血糖値を急上昇させないことが重要となってきます。
・無理なく痩せる方法を知りたい
・夏に向けてダイエットを始めたい
・脂肪肝について知りたい etc….
以上の方に、この本は大変おすすめです。
「そんなに食べていないのに、やせないんです」
そうおっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。なぜなのでしょうか?それは、本当に正しい食生活をご存じないからです。間違った食べ物を間違った食べ方で食べていたら、当然、いくら頑張ってもやせません。そうこうするうちに、「一体どうしたらやせるの?」と切実な悩みとなり、果ては脂肪肝のような病へと発展します。本書では、1週間で「やせスイッチ」がオンになる、最強に「やせるプログラム」をお教えします。
プログラムはたったの5つ。歯を磨いて口の中をきれいにする。チョコレートを食べる。緑茶を飲む。糖質を一口分減らす。軽い運動をする。皆さんにとって、「続けやすく」かつ「効果が高い」方法を厳選しました。
こんなラクな方法なら容易に実行できそうですが、継続することは案外難しいのです。ですから、まずは1週間頑張ってみましょう。きっと、皆さんの体の中の「やせスイッチ」がオンになり、勝手にやせていく体が手に入るはずです。
この記事では痩せる上で特に大切な「脂肪肝」について解説します。
「脂肪肝」という言葉を耳にしたことはありますか? これは、肝臓に脂肪がたまって、フォアグラのようになってしまった状態を指します。健康診断や人間ドックなどで何となく言葉は知っていても、実際に危機感を抱いている人は少ないのではないでしょうか。でも、実際のところは日本人の約3人に1人、推定で約4000万の人が脂肪肝だといわれています。この脂肪肝こそが、やせられない原因になっているかもしれません。
脂肪肝はお酒の飲み過ぎ、いわゆるお酒好きの人がなる病気として知られていますが、実はお酒を全く飲まなくても脂肪肝にはなります。脂肪肝には2種類あり、「糖質のとり過ぎ」によっても脂肪肝になってしまうのです。なかでも日本人は、圧倒的にこのタイプが多いとされています。
ところが、多くの人は無自覚に糖質をとり過ぎ、脂肪肝の状態で生活を送っています。この状態だと肝臓の機能がうまく働かず、ダイエットにとり組んでも脂肪を燃やす効果を十分に得られません。
なかなかやせられない……と感じたら、まずは脂肪肝の疑いがあるかを上記のチェックリストで確認してみましょう。3つ以上あてはまれば脂肪肝の可能性があります。脂肪肝とは、性別や年齢に関係なく、意外となりやすいものなのです。
さくっと読めてしまうのに、しっかりとした専門家の知識を身につけることができるのが本書の最大の魅力です!発売後すぐに重版がかかり多くの人にご愛読いただいている1冊です!
ダイエットを始める上で必須の1冊!ぜひ『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』をご一読ください!
出典:『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』著/栗原毅