眠りをみちびくポイント

入眠や起床に悩んでいる人は、体温に注目してください。体温は概日リズム(サーカディアンリズム)の影響を受けているので、1日のなかで上がったり下がったりと変化しています。通常、人の体温は「日中は高く、夜間は低い」ものといわれますが、これは深部体温(体の内部の温度)の変化に限った話です。皮膚温度(体
の表面の温度)はそのまったく逆で、「日中は低く、夜間は高く」変化します(↓

また、覚醒時の深部体温は健康な人であれば、皮膚温度より最大2度ほど高くなっています。深部体温が36.5度の人であれば、皮膚温度はおよそ34.5度です。

眠くなると、手が温かくなるのは、入眠前には、手足の先に集中している毛細血管や動静脈吻合から熱放散が行なわれているからです。熱放散によって深部体温を下げているのです。このとき、深部体温は覚醒時より0.3度ほど低い36.2度にまで下がり、皮膚温度との温度差が縮まっています。

この「温度差が縮まること」が、入眠のカギです。眠気は深部体温が下がるにつれて強くなりますが、それだけでは不十分なのです。深部体温と皮膚温度の差が縮まるとさらに眠気は増すので眠りやすくなり、「黄金の90分」を手に入れることにもつながります。

深部体温と皮膚温度の差が縮まると眠くなる!

深部体温と皮膚温度の差が縮まると眠くなる!『眠れなくなるほど面白い 図解 睡眠の話』

覚醒中

深部体温を上げて、覚醒状態を維持。

入眠時

熱産生が減り、 皮膚温度が上がり、手足から熱放散が行なわれ、深部体温が下がる。

深部体温と皮膚温度の差が縮まったときに眠りやすくなる。

睡眠中

深部体温を下げると最初の90分のノンレム睡眠でぐっすり眠れる!

覚醒前

朝が近づくにつれて深部体温が上がり、覚醒していく!

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 睡眠の話』
監修:西野精治

『睡眠の話』はこんな人におすすめ!

・ぐっすりと眠れない日が多い
・快適な睡眠を得るにはどうすればいいのか知りたい
・睡眠の面白いメカニズムを学びたい

以上の方には「図解 睡眠の話」は大変おすすめな本です。

みなさんは毎日上質な睡眠をとれていますか?
良い睡眠を得ることは、よい生活につながる。誰もがそれを認識してると思います。しかし、果たしてどれほどの人が自分はよい睡眠を得てると自信をもって言えるでしょうか。

睡眠は生きていくうえで、基本的でもっとも重要な生理現象です。規則正しい生活を送るとともに、睡眠に対する科学的な理解を深めることで、良質な睡眠がみちびかれるといっても過言ではありません。ですが、多くの人が睡眠における知識が不足しており、良質な睡眠を得る方法もわかっていません。

本書では、なぜ上質な睡眠を得ることが重要なのかという基本的な話から、すぐに実践できる睡眠法など、毎日の健康に役立つ情報も紹介しています。

睡眠は感染症予防の基本のき

世界的に猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症。感染症と予防について、昨今かなり注目されてきました。同じ環境にいても感染するかどうかは、免疫力によって異なります。そして、免疫力を考える上で、睡眠はとても重要な役割を果たすのです。

では、免疫力と睡眠は、どう深く関係していくのでしょう。実際に、カリフォルニア大学で健康な164人の被験者に点鼻薬で風邪ウイルスを投与し、睡眠時間別の発症率を調べたところ、睡眠時間5時間未満の人たちは7時間以上寝る人に比べ、発症率がおよそ3倍にもなりました。睡眠には、細菌やウイルスに対する抵抗力、つまり自然免疫を強くする効果があるといえるのです。

睡眠不足が免疫力を低下させ感染症にかかりやすくなる

また、不幸にして細菌やウイルスに感染してしまうと、獲得免疫が働き、発熱と睡眠を引き起こします。「風邪は寝て治す」としばしば耳にしますが、寝ているあいだに獲得免疫が働いていると考えると、睡眠は風邪の治し方として最適といえます。

このほかにも最新の研究で判明した、睡眠がもたらすスゴイ効果について本書でみっちりと解説しております。ぜひ手に取って読んでみてください。

シリーズ累計250万部は伊達じゃない!豊富に使われた図解の圧倒的わかりやすさ

「図解 睡眠の話」と銘打っているだけあって、図解がふんだんに使われています。

右ページに文章、左ページに図解で解説という形で全頁が構成。

さくっと読めてしまうのに、しっかりとした専門家の知識を身につけることができるのが最大の魅力です!この「眠れなくなるほど面白い図解シリーズ」は250万部を突破している大ヒットシリーズです。

日々の生活の必須知識として家に置いておきたい一冊!

健康を考える上で「睡眠」の重要性はとても高いです。この一冊を読んで、睡眠を深く知り、健康な体を手に入れましょう。

健康を考える上で必須の1冊!ぜひ『眠れなくなるほど面白い 睡眠の話』をご一読ください!