突然変異したがん細胞が死なずに暴走した結果!

日本では、2人にひとりが生涯でなんらかの「がん」になるといわれ、がんを患う確率は男性で62%、女性で47%といわれています。がんは、正常な細胞の遺伝子に傷がつき、突然変異を起こした「がん細胞」のかたまりです。通常、変異を起こした細胞は「がん抑制遺伝子」によってブレーキをかけられますが、ある遺伝子に突然変異が起こるとこの機能が低下して、「がん遺伝子」が暴走を始めます。すると細胞は死なずに分裂を繰り返し、増え続けるようになるのです。

私たちの体の中では毎日約5000個のがん細胞が生まれているといわれます。その多くは体の免疫作用によってそのつど退治されますが、生き残ったがん細胞が、やがて増殖して「がん」となってしまうのです。がんの発生原因には「環境的要因」と「遺伝的要因」があります。

がんのリスクを高める大きな環境的要因となるのは、喫煙、食事、感染、過度の飲酒などです。さらに、ストレスによる活性酸素の増加や免疫力の低下も、がんの大きな要因のひとつとなっています。遺伝的要因では、大腸がん、前立腺がん、乳がん、卵巣がんは、一部に遺伝的要素が関与しているものがあるといわれます。

家系に、「若くしてがんになった人がいる」、「繰り返しがんになった人がいる」、「特定のがんが多く発生している」などのケースがみられる場合は遺伝する可能性が考えられます。がんは老化現象のひとつという見方もあり、なかなか避けることはできませんが、禁煙や飲酒量を減らす、バランスのいい食事と適度な運動、そして質のよい睡眠など、生活習慣を見直すことで、がんになりにくい体をつくる努力はするべきです。

『眠れなくなるほど面白い 図解 人体の不思議』はこんな人におすすめ!

・人間の体の構造について学びたい
・人体における不思議なメカニズムについて触れてみたい
・誰かに話したくなる体の雑学を得たい

以上の方には「図解 人体の不思議」は大変おすすめな本です。

テレビやインターネットには健康に関するさまざまな情報があふれており、スマートフォンで専門的な知識ですら手軽に検索することが可能です。しかし、これらの健康に関する情報にはさまざまな内容が含まれており、その真偽を含めた有用性(どれが大事な情報か)を判断することが難しい状況があるように思われます。

これらの情報の有用性を判断して有効に活用し、自分自身が健康であるためには、まず人間の“からだ”についてできるだけ正しい知識を持つことが重要ではないでしょうか?なぜならこの正しい知識を持つことが、巷にあふれる健康に関する情報に流されず、鵜呑みにせず、どれが有用な情報であるのかを判断できるようになる土台となるからです。

本書では、人間の“からだ”についての理解を深めるための基本的な疑問を取り扱い、図解を入れながら、わかりやすく説明しています。読めば皆様の“からだ”のことをもっと知ろうとする意欲を刺激し、さらに知識を得るための第一歩となってくれるはずです。

脳は重くてシワの数が多いほど頭がいいのか?

生物の体には不思議なポイントが沢山あります。そして特に最も神秘的なカラダの部位と言えば人間の脳です。まずは、人体の脳における不思議について解説しましょう。

動物と脳の関係を比較すると、一般に小動物ほど体重の割に脳が重く、逆に大型動物ほど軽いことがわかります。動物の脳と体重の間には、「脳の重量は体重の0.75乗に比例する」という規則性があり、これを「スケーリング」といいます。ただし、この動物界の普遍的な規則にあてはまらない動物がいます。それがヒトです。ヒトは、動物の中では例外的に大きな脳を持っているのです。

また、ヒトの場合、アインシュタインの脳が1230グラムと一般的な成人男性の脳(1350〜1500グラム)よりも小さかったことから、脳の大きさと頭のよさは関係ない、ともいわれます。しかし、カリフォルニア大学の「脳の大きさと知能指数(IQ)の関係」の研究では、わずかながら脳の大きな人ほどIQが高く、とくに「大脳皮質」の「前頭前野」と「後側頭葉」の皮質が厚い人のIQが高いという結果が発表されました。

天才は生まれつきではない、幼少期がポイント

ところが、さらに研究を進めると、皮質が厚くてもIQが高くない人がいることもわかりました。このことから「IQの高さは皮質の厚さより、脳が幼少期にどれだけ成長したかが重要」といわれてきました。この説を裏づけるように、IQが120以上の人の脳は、7〜9歳頃の幼少期にはむしろ平均よりも皮質が薄く、その後13歳まで肥大化し、厚みを増し続けていたとされ、幼少期の教育熱は高まりそうです。

しかし、一方でIQはあらゆる知能を網羅した数値ではなく、万能性がないことも把握する必要がありそうです。昔からよく「脳みそのシワが多いほど頭がいい」といわれます。しかし、脳のシワは胎児のときに大脳が形成される過程でつくられ、生まれたときにはすでにできあがっているため、成長してどんなに勉強してもシワの数は増えないそうです。

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