プロ合格前からツアー実績多数

 2024年の日本女子ツアーは、2月29日-3月3日に行われる第37回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント(沖縄県・琉球ゴルフ倶楽部)からスタートする。シーズン開幕が待ち遠しい女子ゴルフファンのために、今季の活躍が期待される選手を紹介。1人目は髙木優奈(たかぎ・ゆうな)だ。

23年10月31日-11月3日にわたって繰り広げられたJLPGA最終プロテスト。髙木は4日間通算11アンダーで4位に入り、最終プロテスト受験6回目にして念願の合格を果たした。
髙木は神奈川県生まれの25歳。11歳でゴルフを始め、三觜喜一プロに師事する。神奈川県アマは12年にジュニアの部、翌年には女子の部で優勝。他には16年日本女子アマ31位タイなどの成績を残した。
18年にプロ宣言し、19年から「TP(トーナメントプレーヤー)単年登録者」としてツアーに出場。同年の下部ステップ・アップ・ツアー「ANAプリンセスカップ」で初勝利を挙げる。また、同年のクォリファイングトーナメント(QT=翌年度ツアーの出場資格を決定するトーナメント)で43位となり、20-21年シーズンには45試合に出場。シード獲得はならなかったものの、賞金ランキング60位と健闘した。

一度はゴルフから離れた経験も

だが、単年登録制度は21年をもって廃止。現在は、QTに出場するにはJLPGA会員になる=プロテストに合格することが絶対条件となった。髙木は17年の初挑戦以降、18・19・21・22年と5回失敗。21年は合格ラインの1打足りず、涙を飲んでいた。

以下、プロテスト最終日付の髙木のインスタグラムを紹介する。
”2023年11月3日
JLPGAプロテスト合格しました。
66.73.68.70トータル11アンダー4位。
6度目の挑戦でした。
ほっとしました。長かった。
正直初めの2回はこんなもんだろうと思っていました。
ステップで優勝してからの3回目
レギュラーでシードを目指してシーズン戦ったあとの4回目
全米女子オープンに出てテストに向けてしっかり調整をして受けた5回目
もうテストは受からないと思いました。

22年11月には「大好きなゴルフが苦しくてたまらない」と1ヶ月半、トレーニングもゴルフも行わなかった。だが、この間にじっくり考えるうちに、ゴルフが大好きで、またレギュラーツアーに戻りたいという自分の本心に気づいたという。
そして今回は、それまでの「テストに受かりたい!」ではなく「ゴルフが上手くなりたい!」という気持ちで臨み、4日間を戦い抜いた。

QTもクリアし開幕から大ブレークも

喜びもつかの間、「2週間後にあるファーストQTで落ちたら意味がない。ファイナルへ行って、来年のツアーに最初から出られるように、気を引き締めて頑張りたい」と話した髙木。そして頑張りが実を結び、ファーストステージを18位で通過。ファイナルステージも14位で終えた。
第1回目のリランキングが実施されるニチレイレディス(6月14日〜16日)までは、QTの順位により出場資格が決定する。第1回リランキングまでフル出場できる目安は「35位以内」とされており、髙木は今季ツアー前半戦の出場権を獲得したことになる。
さらに、QT後に行われた、23年プロテスト合格者で争うJLPGA新人戦 加賀電子カップでは完全優勝を飾るなど、勢いは増すばかりだ。

1998年生まれの髙木は、畑岡奈紗、小祝さくら、勝みなみ、渋野日向子、原英莉花らと同じ「黄金世代」。少し遠回りはしたが、国内外で活躍する彼女たちに並ぶような活躍を期待したい。