パープレイの近道はパー4のホールでのパーオン

すでに説明しましたが、パーオンすることがパープレイへの一番の近道です。その中でも特に、スコアメイクの鍵を握っているのは、パー4のホールでいかにパーオンするかです。

一般的なゴルフコースでは、18ホールのうち10ホールがパー4 のホールで、パー3 とパー5 のホールが4 つずつあります。初心者の人は、パー5 はナイスショットを3 回続けて打てる確率が低く、大叩きになることが多いため、苦手にしている人も少なくないようですが、パー5 のホールは上級者にとってはバーディーが稼ぎやすいチャンスホールです。ティーショット、セカンドショットでいいショットを2 つ重ねると、グリーンに近づく、もしくはさらにうまくいけば2 オンすることもあり、バーディーや場合によってはイーグルを取れるチャンスも生まれるからです。

一方、パー3 というのは、初心者にとっては、ティーショット一発がうまく打てさえすれば、バーディーのチャンスも生まれるので、やさしく感じる人が多いようです。しかし、逆にいうとパー3 のホールというのは、一発のミスでボギーになってしまう危険性が高いホールなので、ある意味一番難しいと上級者は感じるものです。

先ほど、スコアメイクの鍵を握っているのは、10ホールあるパー4 のホールでいかにパーオンしていくかにあると説明しました。その理由は、パー4のホールが18ホールの過半数以上を占めていることと、なんといってもパー4 のホールは、パー3 やパー5 のホールに比べて難しいからです。たとえば、男子プロのトーナメントで使われる7 2 0 0 ヤード、パー72のコースの場合、パー4 のホールの平均飛距離をご存知でしょうか?

パー72なので、一打平均を計算すれば平均飛距離が出そうですが、72打にはパッティングの打数も含まれています。パッティングはホールの距離に関係なく、1 ホール2 パットが基準なので、1ラウンドでは36パットがパープレイの場合の標準パット数で、残りの36打がショット数になります。 これで7 2 0 0 ヤードを割った2 0 0 ヤードが、1 ショットの平均飛距離という計算になります。パー3 のホールは1 オン、パー4 は2 オン、パー5は3 オンがパーオンなので、先ほどの1 打当たりの平均飛距離である2 0 0ヤードをかけると、パー3、パー4、パー5 の計算上の平均飛距離を求めることができます。

パー3  2 0 0 ヤード× 1 打= 2 0 0 ヤード
パー4  2 0 0 ヤード× 2 打= 4 0 0 ヤード
 パー5  2 0 0 ヤード× 3 打= 6 0 0 ヤード
 いかがでしょうか?  なんか変ですよね。いくら飛距離の出る男子プロの試合でも、パー3 のホールで2 0 0 ヤードを超えるホールはそんなにたくさんはありませんし、6 0 0 ヤードを超えるパー5 のホールも同様です。ということは……。 そうです、パー3 やパー5 のホールを計算上の平均距離より短くしている分を、パー4 に振り分けているのです。

【書誌情報】
『信じればパープレイは必ずできる! 「思い」で叶えるゴルフ上達法』
著者:佐久間馨

「ゴルフを上手くなりたい」と考える人は、自分のスイングを直そうとします。それもひとつの方法ですが、スイングを直すだけではスコアアップは望めません。「練習不要」をうたい、「練習ぎらい」を書名にした著書もある本書の著者は、「パープレイは誰でもできる」と言います。その方法となるのは、プレイの発想方法とやり方を変えること。簡単にスコアがよくなる発想方法があるのです。この本では、その方法を数多く紹介しています。明日コースに出る人でも実践できることばかりで、ゴルフがより一層楽しくなるはずです。