ハーフショットとはフルショットの半分の大きさで振るもので、キャリーも半分になると思い込んでいる人が意外に多くいますが、それは違います。ハーフショットとは別に「ハーフスイング」という言葉もあって、これは初心者向けのレッスンとして時計盤の8時の高さから4時までの振り幅とか、9時の高さから3時までの振り幅でスイングすることを指します。

ところで100がなかなか切れないゴルファーたちのプレー運びを見ていますと、どんな場面でもフルショットしようとします。傾斜地からでも、ディボット跡などボールのライがよくない場所からでも10割の全力スイングでボールを打ちにいこうとするのです。ちょっとした傾斜地でも平地に比べると、スイング中に体のバランスを保つのが難しくなってしまいます。

コースプレーに全力スイングなんていらない

立つだけですぐにわかるような傾斜地でフルショットしては、足腰の安定感が保てず、ダフリやトップはもちろん、空振りになるケースもよくあります。傾斜地でもライが悪い場所でもフルショットしてしまうのは、練習場でフルショットの練習しかしていないからに他ならないのです。

スリークォーターショットやハーフショットは、傾斜地やライが悪い場所などにもフル活用できるスイングです。体の回転量はフルショットとほぼ同じでも、出力を7割くらいにセーブしてトップとフィニッシュを低めに抑えることで、下半身の安定感をしっかりキープでき、傾斜地からでも驚くほどうまく打てるようになります。

【書誌情報】
『週1回30球で上手くなる!大人のゴルフ練習帳』
著者:/中井学

20年間に渡り多くのアマチュアゴルファーを指導してきた著者の中井学プロ。彼らから聞く声で一番多いのが「一生懸命練習しているのに、なかなかスコアアップできない」という言葉。上達するには練習は欠かせませんが、その成果が表れないのはもったいない練習をしていて、もう少し練習を工夫すれば、もっと早く上手くなれる」とプロは言います。要は練習の無駄を省けば効率が上がり、それだけ上達のスピードも上がるわけです。この本では、「週1回、それも30球程度」で身に付けられる練習の仕方を写真を交えて紹介しています。「ドライバーと9番アイアンによるスイングづくり」「練習場でつかめる的確なボール位置」「上下左右に球を打ち分ける」など、スコアアップに結びつく効率的な練習法が載っています。本書で「練習をスコアに変える」方法を身に付けましょう。