肝臓に脂肪がたまる「脂肪肝」に注意

糖質のとり過ぎや運動不足の生活を続けている と、内臓や筋肉などにつく脂肪「異所性脂肪」が たまるようになります。とりわけ肝臓にたまり過 ぎると、糖尿病や心筋梗塞、脳血管障害などあら ゆる生活習慣病のはじまりといわれる病気「脂肪 肝」になります。

肝臓には様々な働きがあるのですが、脂肪肝と 関わりが深いのは体にとり込まれた栄養素を体に 役立つ形に変える働き(代謝)です。糖質は体に とり込まれるとブドウ糖に分解され、体のエネル ギー源になります。肝臓はこのブドウ糖をグリコ ーゲンに合成して蓄え、血液中のブドウ糖が不足 するとグリコーゲンをブドウ糖に戻して血液中に 放出し、血糖値を安定させる働きを担っています。

ただ、蓄えられるグリコーゲンの量には限界が あり、貯蔵量を超えると肝臓はブドウ糖を中性脂 肪に変えて蓄え、血糖値が下がるとブドウ糖に戻 して血液中に放出します。

さらに、中性脂肪の貯蔵量にも限界があり、一 定以上になると中性脂肪が血中にあふれ出し、血 糖値や中性脂肪値を急上昇させて生活習慣病を引 き起こすのです。

また、脂肪肝になると肝臓の代謝機能が低下し て糖代謝や血糖値を安定させる働きが悪くなりま す。結果的に脂肪がたまりやすくなるため、脂肪 肝を治すことは効率よく痩せるためにも大切です。 

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 内臓脂肪の話』
著:栗原毅

シリーズ累計発行部数150万部突破!ダイエットでも健康でも超重要な『内臓脂肪』をテーマに、速攻で落とせる方法を医師が解説する図解シリーズ最新作! 新型コロナウィルスの影響でテレワークの導入や、不要不急の外出など、何かと家にいる時間が多くなっているため、運動不足や食事量の変化により、肥満になって健康状態が悪化してしまう人も多くいます。 そこで問題なるのが『内臓脂肪』。ゆるキャラみたいなかわいいぽっこりおなかになってきた……と悠長に考えている場合ではありません。 内臓脂肪の増加は見た目の変化だけでなく、放置すると健康状態に様々な悪影響が出てきます。 本書ではそんな内臓脂肪が増えてしまう理由から、速攻で落とす食事法まで、すぐに使える超実用的な情報を幅広く紹介します。 『内臓脂肪の前に脂肪肝が問題』『内臓脂肪を減らすには緑茶を飲むのが最短ルート』『お酒を飲みながら内臓脂肪を減らす方法』など、 今日から使える知識が満載です!痩せたい、健康になりたい、家族の健康が気になる、という方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。