「微妙」にはポジティブな意味がある

日常生活で「微妙」という言葉を使っているかと思います。しかし多くの場合は良い意味ではなく、どちらかと言えばマイナスなイメージを含むときに使っています。しかし「微妙」はポジティブなプラスのイメージを表すときに使う言葉だったのです。「微妙」の意味をデジタル大辞泉で調べてみると「趣深く、何とも言えない美しさや味わいがはあること。また、そのさま」と書いてあります。つまり「言葉では言い表せないような素晴らしいさま」という意味があるのです。

「びみょう」と同音で「美妙」という言葉もあります。こちらも「微妙」と同じ意味をもつ言葉です。 しかし「美妙」という漢字のイメージからか、ネガティブな意味合いで使う人はあまりいません。「微妙」は世間に間違った意味で浸透してしまい、本来の意味として使われなくなった言葉のひとつです。

 さて、「消耗品」という言葉があります。消耗品という漢字の本来の読みは「ショウコウヒン」でしたが、今では多くの人が「ショウモウヒン」と読んでいます。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 大人のための日本語と漢字』
監修:山口謠司

「ニッポンとニホン使い分けは?」、「なぜ緑色なのに青信号?」「十二支の本当の意味とは?」、「間違って使うと恥ずかしい敬語は?」日本語と漢字にまつわる、とことん面白くてためになる話。単なるうんちくにとどまらない、使える日本語、生きた日本語から、日本人が覚えておきたいしきたりや文化、マナーまで幅広く紹介。図解でよりイメージができ、面白いほどかんたんに、日本語の興味深い「なぜ」と、正しい日本語の知識が増える1冊!