住宅建設業界売上高ランキング 2023年

上場住宅建設企業34社につき、2022年11月期までの売上高・営業利益・前期売上高を集計、ランキングしました。あわせて、前年と比較した売上高の増減も紹介します。コロナ禍が落ち着く一方で、物価高や部材の価格上昇が続く中、住宅メーカー売上高上位企業は軒並み増収したものの、全体的に見ると明暗が分かれる結果となりました。

画像=写真AC

集計方法

  • 2021年12月期から2022年11月期までに公表された企業の有価証券報告書より集計
  • 連結発表の企業は、連結数値で集計

大和ハウス工業1位 上位10社中8社が増収

順位 会社名 2022年11月期
売上高
(百万円)
前年
売上高
(百万円)
売上高
前年比較(%)
2022年11月期
営業利益
(百万円)
1 大和ハウス工業 4,439,536 4,126,769 108% 383,256
2 積水ハウス 2,589,579 2,446,904 106% 230,160
3 大東建託 1,583,003 1,488,915 106% 99,594

 

1位は大和ハウス工業で、売上高は4兆4,395億3,600万円、前年と比較して108%となっています。営業利益は3,832億5,600万円でした。事業セグメント別の売上高構成比率を見てみると、事業施設が24%、賃貸住宅24%、商業施設23%、戸建て住宅18%と続きます。

物流施設や法人のニーズにあわせた施設開発を行う事業施設や商業施設の開発といった事業が全体の47%以上を占めており、ハウスメーカーの範疇を超えた幅広い事業を展開していることが同社の特徴です。

不動産業界売上高1位の三井不動産は2兆1,008億7,000万円ですので、倍以上の売上高となり、大和ハウス工業のスケールの大きさに圧倒されます。

2位は積水ハウスで、売上高2兆5,895億7,900万円、前年比は106%、営業利益2,301億6,000万円となっています。同社は賃貸住宅ブランド「シャーメゾン」が有名ですが、戸建住宅やリフォーム・開発型ビジネスなど、様々なジャンルに進出しています。同社は2023年1月期決算短信にて、各事業が堅調に推移した旨を報告しています。社会情勢の変化があっても、住宅建築市場における大和ハウス工業と積水ハウスの安定感は揺るがなさそうです。

3位は大東建託で、売上高1兆5,830億300万円、前年比106%、営業利益2,301億6,000万円です。同社は賃貸併用住宅「シエルオーナー」など、主に土地活用事業を手掛けています。

順位 会社名 2022年11月期
売上高
(百万円)
前年
売上高
(百万円)
売上高
前年比較(%)
2022年11月期
営業利益
(百万円)
4 飯田グループホールディングス 1,386,991 1,456,199 95% 153,306
5 住友林業 1,385,930 839,881 165% 113,651
6 オープンハウスグループ 952,686 810,540 118% 119,358
7 長谷工コーポレーション 909,708 809,438 112% 82,702
8 レオパレス21 398,366 408,959 97% 1,774
9 東建コーポレーション 311,586 309,809 101% 15,039
10 タマホーム 240,760 218,092 110% 11,893

 

トップ3までは106〜108%の増収でした。トップ10を見ても、4位飯田グループホールディングス(前年比95%)、8位レオパレス21(前年比97%)の2社以外は軒並み増収しました。調査した34社中24社が増収となり、売上高前年比の平均は110%となりました。

コロナ禍による影響からの回復、木材価格の高騰などが落ち着く一方で、設備や屋根・外壁などの部材の価格上昇はまだ続く見通しです。また、コロナ禍が落ち着いて今後は巣ごもりから徐々に解放される見通しの中、住宅価格の上昇は消費者からも厳しい目で見られています。今後は先の読めない世界情勢の中、時勢を掴んでさらに売上を伸ばす住宅メーカーと、苦戦するメーカーの二極化が進むと考えられます。

住宅建設業界、売上高上昇比率トップ10

 

順位 会社名 売上高
前年比較(%)
2022年11月期
売上高
(百万円)
前年
売上高
(百万円)
2022年11月期
営業利益
(百万円)
1 住友林業 165.0% 1,385,930 839,881 113,651
2 Lib Work 146.3% 13,761 9,404 666
3 ファーストコーポレーション 144.3% 30,178 20,919 1,919
4 安江工務店 128.1% 6,913 5,396 208
5 フィット 120.0% 7,186 5,990 478
6 ケイアイスター不動産 118.4% 184,388 155,753 23,659
7 オープンハウスグループ 117.5% 952,686 810,540 119,358
8 エムビーエス 117.2% 4,030 3,439 440
9 グランディハウス 116.4% 54,884 47,154 4,022
10 日本ハウスホールディングス 115.2% 42,778 37,149 2,523

 

前年比でもっとも売上が上昇したのは住友林業で、前年比165%の1兆3,859億3,000万円でした。住友林業は主に林業や木材建材を取り扱うほか、木造住宅・木質耐火部材のメーカーとして知られています。コロナ禍で住み心地の良い住宅のニーズが高まる中、心地よい木のぬくもりを提供する同社の住宅は、今後も売り上げを伸ばしそうです。

不動産業界売上高ランキング 11位〜34位

順位 会社名 2022年11月期
売上高
(百万円)
前年
売上高
(百万円)
売上高
前年比較(%)
2022年11月期
営業利益
(百万円)
11 ケイアイスター不動産 184,388 155,753 118% 23,659
12 三栄建築設計 139,006 134,036 104% 12,887
13 フジ住宅 118,698 121,541 98% 5,871
14 ウエストホールディングス 67,169 67,938 99% 7,770
15 ナック 54,924 55,513 99% 2,760
16 グランディハウス 54,884 47,154 116% 4,022
17 サンヨーホームズ 51,123 53,487 96% 548
18 日本ハウスホールディングス 42,778 37,149 115% 2,523
19 ファースト住建 39,965 42,631 94% 3,219
20 土屋ホールディングス 34,716 31,051 112% 148
21 メルディアDC 31,482 27,541 114% 2,051
22 ファーストコーポレーション 30,178 20,919 144% 1,919
23 セレコーポレーション 18,424 17,084 108% 911
24 アールシーコア 16,341 15,790 103% -336
25 Lib Work 13,761 9,404 146% 666
26 HKC 11,888 11,632 102% 562
27 ハウスフリーダム 11,795 12,163 97% 492
28 NITTOH 9,305 8,618 108% 407
29 サンユー建設 8,119 7,499 108% 119
30 フィット 7,186 5,990 120% 478
31 安江工務店 6,913 5,396 128% 208
32 Robot Home 4,090 6,147 67% 299
33 エムビーエス 4,030 3,439 117% 440
34 ルーデン・ホールディングス 2,527 2,626 96% -308