前回掲載の「地方のスーパーが通常の4倍量のちらし寿司を5分で売り切った戦術」で、かつて自身が仕掛けた販促キャンペーンの手法を明かした、無料メルマガ『販促アイデアと経営活性化』の著者で利益づくりと地域一番店づくりの専門家として活躍中の前沢しんじさん。今回はとある精肉店の売上げを2.6倍にしたというチラシを公開しています。

チラシタイトルを変えただけで売上げ2.6倍!

その精肉店はある精肉チェーン店の1店舗で、人口2万強の人口減が止まらない地方都市にあります。年商は約1億2,000万で、全国の精肉店平均よりもかなり売上げの高い繁盛店です。

月に1回チラシを折り込んで特売を実施していますが、毎年年末には「歳末感謝祭」というありきたりのタイトルだったので違ったアプローチをしようと、タイトルを変えてみました(特売内容は例年とあまり変わりません)。

実際のちらし

これが実際のちらしです。

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このちらしは今回紹介している精肉店のチェーン店の4店舗合同のちらしです。表面がタイトルとメッセージ、裏面が特売品の紹介です。

チラシは自前の放送局です。そこでは何がいくらかという特売品の宣伝だけではもったいない。我が店はこんな商品をこうやって売るんだ、この品を特におススメしたい、うちのモットーはこうだ、などと自店ならではの打ち出しを続けることが成長を続ける大きな要素になります。

ですからチラシのタイトルも「こうありたい!」というメッセージを大きく訴求することが大切です。

結果

このタイトルのチラシで、チェーン店4店舗とも売上げを大きく伸ばしましたが、とくに今回紹介している店では、例年の日商90万が230万まで2.6倍と一気に伸びました。普段の丁寧な商品づくりや接客、ファンづくりが、こういう特売を実施すると相乗的な効果として表れます。

「感情に訴えれば30倍売れる」とも言われます。タイトルを考えるのに費用はかかりません。自店ならではの訴えたいことをじっくり考え、それをタイトルやキャッチコピーに使ってみましょう。

image by: noina / Shutterstock.com

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