「TikTok売れ」と言われるほど、若い世代の流行を作るSNSとして注目されるTikTok。自分の親世代が好んだ音楽やファッションなどについて発信する人気ティックトッカーもいて、少し古めのものが注目されることも増えています。流行の先端を行くニューヨークでは、昨年相次いで同じエリアに、ティックトッカーがオーナーの古着屋さんが出現。「TikTok Block(TikTokの一角)」と呼ばれるほどになっているのだとか。今回、『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』著者でNY在住人気ブロガーのりばてぃさんが、そんな一角誕生の経緯を詳しく伝えてくれました。

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お店はTikTokがきっかけ

日本でもTikTokがきっかけで流行ったりという現象はいろいろあると思いますが、なんとニューヨークには「TikTokの一角」(英語では“TikTok Block”)が誕生しました。

2000年代(またはそれ以前の年代の)ファッションが、今、Z世代などの若年層に人気があるわけですが、特に、YouTubeやTikTokなどでいつでも視聴できる環境が整ったことで昔流行ったものの人気が再燃したり、新たに人気が出てくるようになってきています。

で、その影響から、昨年2021年5月〜6月にかけてのわずか1ヶ月のうちにニューヨークでは、TikTokで話題になったインフルエンサーが、相次いで古着屋さんの実店舗をオープンしニュースになっています。しかも、「TikTokの一角」(“TikTok Block”)とまで言われているほどなのです。

場所はロウアーイーストサイドのスタントン通り(Stanton St)沿い、エルドリッジ(Eldridge St)とフォーシーズ(Forsyth St)の間の1ブロック。

特に注目なのが、TikTokでファッションインフルエンサーとして有名なエマ・ローグさん(Emma Rogue)のヴィンテージ店ローグ(Rogue)や、TikTokで有名なデザイナーのマット・チューン(Matt Choon)さんのバワリー・ショールーム(Bowery Showroom)。

どちらもZ世代向けの小売店で、しかもこの2つのお店は、隣同士でオープンしたということで、このエリア自体が「TikTokブロック」(ティックトックの一角)と呼ばれるようになっています。
● How Emma Rogue turned her viral vintage TikTok into an IRL shop 記事タイトルにある“IRL”とは、“In Real Life”(実生活の中で)の略語です。

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なお、ローグの開店日には400人近くの人々がお店に来たそうで、このTikTokブロックには行列ができたほど。

ちなみになぜエマさんがヴィンテージ店を始めることになったかというと、もともとヴィンテージ服が大好きで自分が着れるサイズではなくても、これは誰かが好きになる(つまり目利きだった)ということがわかることが多かったそうです。

で、オンラインで手作りの商品を売れることで有名なプラットフォームのEtsyが最近1600億円で買収し、急速に拡大している再販アプリの“Depop”で自分で仕入れたヴィンテージ服の販売を開始。最終的には“Depop”のNYの実店舗で働くようにまでなります。

そうこうしているうちにコロナのパンデミックとなり2020年5月のある日、TikTokをみていたところ、Depopで販売する人がどのように商品をパッケージ化したかを記録したビデオを発見。

せっかくなので自分なりの動画を作成してみようと思い作ってTiKTokに投稿したところ投稿した翌日までに100万回以上の再生回数を記録し、一晩で40,000人のフォロワーを獲得。そこからTikTokでの口コミがあり自分の商品がさらに売れるようになり、店を出すまでになったのだそうです。たった数年の出来事なのですごい成功物語ですよね。

ちなみにローグの様子は以下の動画で出していますが、お店はこじんまりしているものの雰囲気のある内装。来ていたお客さんは真剣に買い物していました。店員さんたちもとってもフレンドリーでエマさん自身もしっかした素晴らしい人。日本に行きたくてしかたないそうです。

● Best Vintage in NYC ‘Rogue’ on TikTok Block 4K Ultra HD – YouTube

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image by:XanderSt/Shutterstock.com

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