同僚が先に昇進しそうな雰囲気を察知し、心穏やかでいられない。しかもその同僚はごますりで要領がいいだけに感じる──そんな相談に、「自分自身の問題であるケースが多い」と答えるのは、メルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』著者で、世界的なコンサルティング会社で14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんです。赤羽さんは、要領がいい同僚が上司や他の同僚にとってどんな存在か、自分以外の視点で考えることをアドバイス。ほかの同僚や先輩も同じ評価か聞き、視野を広げることもお勧めしています。

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要領がよくごますりの同僚が昇進しそうで気分が悪い

Question

shitumon

同期入社の同僚が、入社のときからずっと要領がよく、常に日の当たる場所ばかり通っています。ついに昇進しそうなので、心が乱れます。もちろん人事異動が発表されるまでわかりませんが、上司の態度や前後の流れから下馬評はそうなっています。彼は仕事ができないわけではありませんが、普段、上司の顔色ばかりうかがい、ごますりをしているとしか思えない言動なので、余計に気分が悪いです。

赤羽さんからの回答

どうもありがとうございます。気分が悪いことは大変によくわかります。彼の問題とこちらの問題と両方あると思いますが、ほとんどこちらの問題かも知れません。

どういうことかと言うと、こちらが自信があり、自己肯定感が高ければ、ご指摘の点は気にならないからです。会社で評価されるのは、仕事の成果とチームへの貢献です。彼は仕事もきちんとでき、多分外向的な性格を活かして、回りとのコミュニケーションもよくとれているのでしょう。

上司に対しても報連相をかかさないので、質問者さんから見て、ごまをすっているようにも見えるかも知れません。ただ、上司、あるいは会社から見て、報連相をよくやってくれる部下と、報連相より結果だと思ってコミュニケーションしづらい部下とを比較すると、前者のほうが格段にやりやすいです。

「ごますりをしているとしか思えない言動」ですが、具体的にはどういったものだったでしょうか。これも、やや気にしすぎで、普通に愛想がいい接し方だけだった可能性も大きいです。こういうのは、反応するだけ損です。自己肯定感が高ければ感じない程度のことかもしれません。

明らかに問題があるとしたら、「上司にはAといい、同僚にはBという」という態度や、「上司にいいことしか伝えない」という態度ですね。これは、「情報を曲げて伝える」「うそはつかないが、一部隠蔽することで曲がった印象を与える」というビジネスパーソンにあるまじき行動になります。

ただ、人は皆弱いので、たまにそういう態度を取ってしまうことがないわけではありません。質問者さんご自身にも起こりえることです。

ということで、ご自身の感じ方をいったん横において、彼の何が本当に気になるのか、本当に問題があるのか、見過ごすべきか問題提起すべきか、などのA4メモ書き(※)を10ページほどすると、もう少し平常心で見られるようになるかと思います。

また、心を許せる同僚やちょっと先輩に、このもやもやを話して彼らも同意見かどうか確認すると視野が広がりますね。

※「A4メモ書き」とは:赤羽さんが考案したA4用紙を横置きにして左上にタイトル、右上に日付、本文を4〜6行、各20字前後を1分で書き上げることで“もやもや”が消えていくという方法を使用したストレス軽減策

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