今、急成長しているインドネシアは近い将来、日本を追い抜くとまで言われています。しかし、それを見越して「ビジネスのためにインドネシア語を学ぼうとするのはちょっと待ってほしい」と語るのが、メルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』著者で人気コンサルの永江さんです。その理由とは?

インドネシア語を話せるようになるメリットとは

Question

shitumon

Instagramで知ったインドネシアのアイドルにハマってます。サバを読んでいなければ同い年なこともあり、親近感のようなものを感じています。

ファン限定のDiscordにも加入し、FGOなど海外人気の高いゲームの話題や日本でのサブカル事情などの話題を話していますが、みんな英語なので私もDeepLを使用して現地中心のファンや本人と英語でやりとりしています。

文章のやりとりであれば機械翻訳やちょっと言葉を調べる事で可能なのですが、ちょくちょく旅行やイベントで来日されるのでどうせなら直接お話しできるようにしたいと思い、自分にとってまったく未知のインドネシア語(とドラゴンボールとか昔の漫画)を勉強し始めてます。

大変不純な動機から始めているインドネシア語の勉強ですが、今後のビジネス等でインドネシア語を習得することで得られるメリットはどのようなことが考えられますか?

永江さんの2019年の記事ではインドネシアの急激な成長を書いていましたが、現在もインドネシアが成長しており将来性があるのであれば、日本はもうどうしようもなくなっている状態と聞き及んでいるので、いざというときの逃げ道にもなるかとも思う次第です(プログラム程度しかできず、対人スキルがないので日本と同時に自分も消えてなくなるかもしれませんが…)。

● あと15年以内に日本のGDP(国民総生産)を抜くインドネシアにいってきた。日本よ、これが高度成長だ!! 

永江さんからの回答

インドネシア語は、ビジネスよりも趣味や楽しみとして勉強するのが良いと思います。

おっしゃる通り、インドネシアは急成長しており日本のGDPも近い将来に追い抜きますが、そもそも外国人はインドネシアで働けない(配偶者もダメ)ですし、ハイレベルなビジネスパーソンだと英語を話せる人も多いので、インドネシア語ができたからといってビジネスには繋がらないでしょう。せいぜい輸出入するときの翻訳とか、趣味でインドネシア語で話す動画を上げたりするくらいですね。

ただ外国語って、ビジネスで必要だからと思ってやってもつらく、趣味や好奇心で勉強して話せるようになるととても楽しいです。メリットとか考えずに、興味や楽しみがあるなら勉強したら良いだろうと思います。

わたしもバリには何十回も行ってますが、インドネシア語は語彙が少なくてとても簡単と聞きますし、無数にある島ごとに方言があったりして勉強してみたら楽しめるかもしれません。外国人労働者として来日してくれている人もベトナムに次いで多いのがインドネシアです。親日な人も多く、ウソを吐きまくるような人も少ないので、交流も楽しめるかもしれません。

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