政治資金の私的流用疑惑が取り沙汰されている舛添要一都知事。当然ながら国内からは厳しい目が向けられていますが、メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』によると、中国からは同情的な声が上がっているとのこと。いったいなぜ? 黄さんはその理由を紹介するとともに、政治資金の私的流用もさることながら異常とも言える韓国贔屓の舛添氏に都知事の資格なし、と厳しく論じています。

【日中】舛添都知事に対して、なぜか中国から続々と同情の声

● 舛添都知事 記者会見詳報(1) 外部に支出の調査を依頼

舛添要一東京都知事が政治資金私的流用で大問題となっています。記者会見を開いて釈明をするかと思えば、釈明はせずに「第三者委員会の厳しい目で精査してもらう」を繰り返しただけに終わりました。

報道の中で、ロンドン出張に7,000万円、和菓子9万円、高級レストラン数十万円などお金の具体的な用途は枚挙に暇なく列挙されています。まあ、細かい飲食費はご愛嬌としても、出張費が高すぎるのはちょっと気になりますが、今回の舛添騒動については中国でも話題になっており、そのほとんどが中国の政治家に比べたらカワイイもんだという論調のようです。

ネットの声を拾うと、「そんなことで辞任に追い込まれるなんて」「中国だったら党内警告で済む」「都知事を辞めさせられるなら中国に来て村長でもやれ」などと、たいしたことないといったコメントばかりです。

● 舛添都知事の政治資金問題に中国ネットは驚き=「中国ではこんなの問題にならない」「こういうニュースは共産党に対する皮肉としか思えない」

中には、「こんなちょっとしたことで辞任を要求されるのか? 党内警告で十分だろ」「帝国主義は良心のかけらもないんだな。指導者の労苦を少しはいたわってやれよ」という同情の声すらあります。

たしかに、舛添氏の公私混同と中国のそれを比べれば、舛添氏のほうはカワイイものです。中国では人命よりもカネのほうが価値があるのですから。トウ小平一族が江沢民一派に叩かれことに対して、トウ小平の未亡人が抗議のための自殺未遂を図っても、誰も同情しませんでした。

トウ小平の次男の娘はアメリカ人になって国外逃亡し、トウ小平一族もそれに続いて国富の10兆円を持ってオーストラリアと北米に逃げました。このように中国における国富の私物化は日本とは桁違いで横行しており、それによる国家資本の流出は1,000兆円にも及ぶと言われています。

甘利明前経済再生相は、わずか100万円で辞任しましたが、中国人からしてみればなぜ辞任しなければならないのかさっぱり分かりません。たった100万円で辞任するほうがおかしいとしか思えないのです。だから舛添知事の件についても、同情論が上がるのです。中国なら、舛添知事はむしろ「立派な政治家」の範ちゅうに入ります。

むしろ私が舛添知事に対して看過できない点を挙げるなら、韓国に対する過剰なのめり込み姿勢でしょう。舛添氏は韓国好きで知られ、政治資金の問題が上がる前から、都政に私情を優先し、混乱を与えていると批判されていました。それは、2014年に舛添氏が訪韓した時まで遡ります。舛添氏は朴槿恵大統領と会談した際、首都圏での韓国学校の増設を要請され快諾していたのです。

● 韓国学校増設、「韓国だけ便宜は困難」 都知事が約束したけれど…

この時点で、担当各所は韓国のためだけに便宜を図るのは難しいと言っていました。

しかし東京都は今年3月、新宿区にある都立高校の跡地の約6,100平方メートルを韓国に貸し出すことを明らかにしました。これに対して、「都民より外交を優先するのはおかしい」「保育所にすべきだ」といった批判メールが3,000通も届いたといいます。

● なぜ舛添都知事は都立高跡地を「保育所」にせずに、「韓国学校」に貸すのか?

実際、待機児童問題が大きくクローズアップされている現在、なぜあえて韓国学校のためにそれほどの土地を提供しなくてはならないのでしょうか。

これまでの報道を見ていると、舛添氏は自らの趣味や私的な旅行に政治資金を使用した疑いが高く、そのような性格からすると、韓国学校の設立も私的な感情が優先していると見られても仕方がありません。

政治資金流用で、1回の出張に数千万円を使って豪遊することを、百歩も千歩も譲って目をつぶったとしても、韓国を優先して都民の利益を疎かにしている時点で舛添氏は都知事の資格はありません。さすがの中国でも、同じようなことをすれば「漢奸」(売国奴)扱いでしょう。

韓国に行って、「都民の90%は韓国が好き」などと勝手なことを言ったり、政治資金で家族旅行をしたりするのは、都民に直接的な迷惑がないためまだ黙っていられたかもしれませんが、都政において都民に不利益をもたらすような行為をすることは許されません。

特に新宿区は保育所を必要とする母親が多いことも承知しているはずです。それを無視して韓国に土地を貸すのは見過ごせません。

舛添氏の気性については、東大時代から気難しい変わり者で知られていました。誰に対してもすぐにケンカを売るような面もあり、かつて「ダメなものはダメ」を連発していた社民党党首の土井たか子氏に似ています。都知事になって以後も、愛嬌がなく相変わらずの身勝手さでした。

これまでの本人の釈明会見を見ていると、肝心なことにはまったく答えず、「第三者にしっかり精査してもらう」など、あまりにも情けないと言わざるをえません。

これから東京オリンピックに向けて問題は山積しているはずです。世界的な国際都市である東京は、テロ対策や震災・防災対策にもより一層の取り組みが必要です。政治資金問題で背水の陣となった舛添氏ですが、自らの危機管理能力の欠如が露呈してしまった以上、このまま東京を任せられるのか。

舛添氏に対する疑惑は、日々、次々と出てきています。結果的に都知事を辞めることになるなら、傷が深くならないうちに早く辞めたほうがいいでしょう。

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『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』より一部抜粋

著者/黄文雄
台湾出身の評論家・黄文雄が、歪められた日本の歴史を正し、中国・韓国・台湾などアジアの最新情報を解説。歴史を見る目が変われば、いま日本周辺で何が起きているかがわかる!

出典元:まぐまぐニュース!