東日本大震災を契機に設立された「復興庁」。しかし、歴代大臣が度重なる失言や問題行動で、更迭・辞任を繰り返しています。メルマガ『安恒理の「ここでしか書かない話」〜メディアの裏を読む〜』の著者で、業界の裏事情に精通するジャーナリストの安恒理(やすつね・おさむ)さんは、復興庁のキャリア官僚を襲撃する「テロ事件」が先日発生していたという驚きの事実を暴露。しかも、この事件はマスコミの報道が「口止め」されているとのことですが、安恒さんが知る事件の全貌とは?

隠蔽されたテロ事件。キャリア官僚が過激派に襲われたが……

4月、復興大臣が問題発言で辞任した。この復興庁、呪われているんじゃないかと思うくらい歴代担当大臣ほかが、問題発言等で辞任したりしている。

初代復興担当大臣の松本龍氏は、「知恵を出さない奴は助けない」という暴言で、わずか就任9日目で辞任。

その後、第5代の復興相に就いた高木毅氏は選挙区内で香典を支出したことや、過去の下着ドロの疑いがあるなどトラブルを抱えていた。

2016年秋には内閣府政務官兼復興政務官の務台俊介氏が台風被災地の視察で長靴を持参せず、職員に背負わされて水たまりを渡ったことの批判が集中。さらに「長靴業界は儲かったんじゃないか」と発言し、更迭された。

復興庁は東日本大震災を契機に設置され2021年までに廃止されることになっている。あわてて設置されたため、他の省庁からの出向組がその職員の多くを構成している。そのため、体制がうまく整っていないのではないかという気がする。問題ありの大臣でも、うまく回りがサポートできない面もあったのではないかという思いもあるんだけどね……。

復興庁は今でこそ霞が関の中央合同庁舎内にあるが、創立された当時は赤坂の三会堂ビルという、いわば雑居ビルの地下1階に置かれてた。

ワタシは何度かその前を通り過ぎたことがある。たまたまその雑居ビルの2階で勉強会のような会合が催されていて、何度か顔を出した。夕方過ぎると1階からは外に出られず、わざわざ地下1階まで下りていかなければならなかった。
地下1階の同じフロアには、居酒屋などの飲食店などもあり、「こんなところに官公庁の本部があるのか……」と大いに違和感を抱いた記憶がある。

表題の件について触れておこう。
この復興庁職員をターゲットにした「テロ事件」があったことは世間に知られていない。警察当局が事件そのものを公表していないからだ。

その日、復興庁を出たあるキャリア官僚は帰宅するため地下鉄の虎の門駅に向かった。職員が階段を降りようとしたところ、背後から突き落とされたのだ。幸いなことに階段から転げ落ちた職員に深刻なケガはなかった。ただ。顔に何枚も貼られた絆創膏等が痛々しかった。

駆けつけた警察官(公安?)に何枚か顔写真を見せられて、そのなかに犯人らしき人物がいた。公安からマークされていた過激派の一人だった。そして事件のことは口外しないように口止めがなされた。
事件そのものが封じられたのは、公安対策上の問題からか。事件が報じられることも犯人が逮捕されたという報道もなされなかった。

いままさにテロ等対策法が国会で審議されている。戦前の治安維持法に相当するのでは、という危惧があるが、すでに「秘密警察」のような組織は存在するといえばするのだ。

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『安恒理の「ここでしか書かない話」〜メディアの裏を読む〜』

著者/安恒理(記事一覧/メルマガ)

雑誌編集者、ライターとしてマスコミの世界に在籍した筆者が日々感じていること、筆者自身でしか知りえないあらゆる世界の裏側などんいついて書き連ねていきます。

出典元:まぐまぐニュース!