4日発売の週刊誌『FLASH』(光文社)に、安倍首相が「7月6日に吐血した」と報じられたことについて、菅官房長官は4日、記者会見で安倍首相の健康不安説を「全く問題ない」と否定したと、時事通信が報じている。

菅義偉官房長官は4日の記者会見で、安倍晋三首相の健康不安説について「私は連日お会いしているが、淡々と職務に専念しており、全く問題ないと思っている」と否定しました。首相は第1次政権末期に持病の潰瘍性大腸炎が悪化し、約1年で退陣した経緯があります。 https://t.co/OMUFQ4mDe5

— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) August 4, 2020

『FLASH』誌の公式HPによると、同誌は4日発売号(8月18日・25日合併号)で「安倍晋三 永田町を奔(はし)る〝吐血〟情報「私にはもう時間が…」と題した記事を掲載。同誌は、「首相が7月6日に首相官邸内の執務室で吐血した」とする記事を掲載したという。この記事を読んだ記者が、菅官房長官の記者会見で、安倍首相の体調不良について質問したと思われる。時事通信によると「永田町では新型コロナウイルスへの対応が長期化し、豪雨災害も重なったため「首相が疲れている」との観測が出ている」としているが、実際に吐血したかどうかは分かっていない。

持病の「潰瘍性大腸炎」が悪化で退陣の過去

安倍首相には、第一次安倍内閣の2007年9月、持病である難病指定の病「潰瘍性大腸炎」が悪化し、退陣したという過去がある。以前は、この持病を認めていなかったが、翌2008年1月に月刊誌に寄稿した手記で潰瘍性大腸炎であったことを公に認めている。再び首相の座に返り咲いた2012年以降は体調も安定していたが、共同通信によると「首相は最近、午後6時台に官邸を離れ、夜の会食をすることなくそのまま私邸に帰宅するケースが多くなっている」と報じており、潰瘍性大腸炎が悪化した可能性も否定できないが、潰瘍性大腸炎は大腸の病のため、週刊誌が報じているとされる「吐血」との因果関係は不明だ。

安倍首相の持病である潰瘍性大腸炎とは、大腸の内側の粘膜に糜爛(びらん)や潰瘍ができる炎症性の疾患で、腹痛や下痢が頻繁に起こるという特徴がある。また、詳しい原因が現在もわかっていないため、国の指定難病となっている。有名人としては、安倍首相のほか、ジャーナリストの須田慎一郎氏が病を公表している。

梅雨明けに突然飛び出した、現役総理大臣の「吐血」報道。新型コロナの対応や支持率の低迷など、多くの問題が山積しているため、多くのストレスなどを抱えている可能性はある。どうか、早く体調を整え、閉会中の国会を再開し、私たちにリーダーシップを発揮する姿を見せていただきたいと切に願っている。

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source: 時事通信、共同通信

image by: Dick Thomas Johnson / CC BY

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