自民党の安倍晋三前首相は1日、昭恵夫人とともに山口県長門市を訪れ、父・晋太郎元外相が眠る安倍家の墓参りをした。その後、引き続き地元である山口県内を精力的に回り、体調の回復ぶりをアピール。政治活動を徐々に再開し始めたようだ。

安倍前首相が積極的に政治活動を再開

安倍氏が地元入りしたのは、昨年夏以来で退陣後初めてとなる。安倍氏は「今、使っている薬がよく効いて、体調も非常に速いスピードで回復しています」と後援者たちに挨拶。今後は一議員として菅首相を支えながら地域振興にも尽くしていく考えを示した。

【関連】安倍政権の7年8ヶ月から「ウソ、詭弁、隠蔽、改竄」を引くと何が残るか?

また、安倍氏は先月、自身が会長を務めている保守系議員グループ「創生日本」の会合にも参加。首相在任期間にはできなかった靖国神社参拝も、辞任後は2度行っている。

安倍氏は悲願である憲法改正を在任中に実現できなかったことを心残りとし、「憲法論議こそ国会議員が自身の見識を示す機会」と主張。「野党は安倍政権の間は協力しないと言っていたが、菅政権では言い訳はもう通用しない」と述べた。

【関連】弱者切り捨ての安倍長期政権は、日本の大問題からどう逃げ切ったか?

こうした安倍氏の動きに対して、徐々に発言力を高めていこうとしているのではとの見方がある。出身派閥である細田派への復帰については明言を避けたが、来年中には戻るとの報道もあり、安倍氏の政治活動は今後活発化していきそうだ。

外国首脳との強いパイプを持つ安倍氏へ期待を寄せる声も一部の議員から上がっており、菅首相の今後の舵取り次第では、安倍氏の3度目の登板も現実味を帯びてくるかもしれない。

【関連】国民無視と「後ろめたさ」安倍前総理の辞任劇が憲政史上最低な理由

しかし、安倍氏は1度ならず2度までも、体調不良を理由に政権を投げ出したことも事実。モリカケ問題やコロナ対応の不手際から、仮病を使って辞任したのではとの疑惑も囁かれている。

一方、首相としてのプレッシャーやストレスから解放され、体調が急激に回復したという見方もあり、政治家としての意欲が再び湧いてきたのかもしれない。

果たして安倍氏はこれからどこを目指していくのか。その動向が注目される。

【関連】菅首相の6人任命拒否で暴かれた、安倍前首相が犯していた憲法違反【関連】なぜ日本の女性は怒らない?安倍前首相「女性活躍詐欺」の動かぬ証拠【関連】異常なまでの敵視。学術会議を「違法状態」で放置する菅首相の魂胆【関連】若者こそ知るべき日本会議と菅内閣の関係。彼らは自分の敵か味方か?

image by: 安倍晋三 − Home | Facebook

MAG2 NEWS