全国各地で多発し続けている、教師によるわいせつ事件。神奈川県教育委員会は24日、電車内で女子中学生にわいせつな行為をしたとして、伊勢原市立桜台小学校教頭の武井雅典容疑者(59)を懲戒免職処分にした。

神奈川県では現役の教頭がわいせつ事件で懲戒免職

武井容疑者はことし9月、混雑する小田急線の車内で中学1年の女子生徒(12)手首付近に自分の体液をかけたとして逮捕された。その際に「半ズボンだったので、かかってしまったのかもしれない」と、呆れた供述をしていた。

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毎日新聞によると、県教委の教育長は「教職員に範を示すべき管理職である教頭が、あるまじき行為に及んだことは、児童・生徒や保護者をはじめ、社会に与える影響は計り知れない。心からおわび申し上げる」とコメントしたという。

兵庫県でも現役教諭がわいせつ事件で懲戒免職

懲戒免職された教師がいたのは神奈川県だけではない。

同日、兵庫県教育委員会は18歳未満の少女にわいせつな行為を教えたとして、姫路市立中学校の男性教諭(23)を懲戒免職処分としたと発表した。

男性教諭は教諭はことし7月、交際していた少女(17)に無料通信アプリLINEでわいせつな行為を教え、県青少年愛護条例違反の疑いで逮捕されていた。罰金60万円の略式命令を受け、既に全額納付したと神戸新聞は報じている。

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ロリコン教師が教壇に復帰できる歪んだ制度

わいせつ行為で処分される教師が増え続けている。

文部科学省が2019年に明らかにしたデータによると、わいせつ行為などで処分を受けた教員は282人にのぼり、過去最多を記録(2018年度)。前年度の210人から72人も増えているのだ。

しかし、いくら処分されても次から次へと同様の事件が頻発し、また別の教師が処分されるという繰り返し。この手のニュースが連日報道されているといっても過言ではない。

その背景には、教師の任用制度に大きな問題があるとされている。

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現行制度では、教員免許状は懲戒免職などによって失われたとしても、3年で再度取得することでき、職場復帰も可能となっている。数年間我慢すれば、ロリコン教師たちは再び教壇に立つことができるのだ。

実際に報道されている事件は氷山の一角に過ぎない。ケースによっては懲戒免職より軽い処分の場合もあり、明るみにならない事件も数多くあると言われている。

性犯罪は依存症とされ、同じような犯罪を繰り返す者が多いことから、一度懲戒処分を受けた教師は二度と教壇に立つべきではない。被害女性にとっては一生のトラウマ。わいせつ教師たちにはさらなる厳罰が求められる。

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