総選挙での敗戦を受けて枝野幸男氏が代表を辞任。30日に投開票される立憲民主党の代表選挙には、4人が立候補し各々政策を訴えています。この代表選のシステムと各候補者の横顔を紹介するのは、メルマガ『石川ともひろの永田町早読み!』著者で、小沢一郎氏の秘書を長く務めた元衆議院議員の石川知裕さん。4人が立ったことで決選投票は間違いないとみられるものの、どの2人が残るのかはわからないとした上で、勝敗のポイントを伝えています。

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自民党総裁選より先が読めない立憲代表選/自民とはまるで違う「立民の派閥」

立憲民主党の代表選挙が告示された。党員も交えた立憲民主党の代表選挙は初めての試みだ。国会議員と公認候補予定者票に加え、地方議員や党員・サポーターで代表を決めることになる。国会議員票と地方議員・党員票が「50%・50%」に配分されているので、国会議員票で有利でも、党員からの支持がないと代表に選出されない仕組みになっている。

20人以上の推薦人を集めないと立候補できない仕組みとなっているので、各候補者たちは推薦人集めで苦労していた。とくに小川淳也氏は、大串博志・役員室長と話し合った結果、大串氏が立候補を断念して小川氏に一本化することで推薦人をクリアし、立候補に漕ぎつけることができた。

あらためて立候補者の顔ぶれを見てみよう。

泉健太・政調会長(47) 逢坂誠二・元首相補佐官(62) 西村智奈美・元厚生労働副大臣(54) 小川淳也・元総務政務官(50)

泉氏は、旧国民民主党グループや小沢一郎グループなどが主軸となっている。

逢坂氏は、リベラル派が多い旧赤松グループの「サンクチュアリ」が主軸となり、連合の旧総評系が応援している。

西村氏は、菅直人氏が中心のグループが主軸となり、東京や長野県の議員が支援体制を固めている。

小川氏は、岡田克也氏や野田佳彦氏らの支援に加え、若手議員が主軸となっている。

自民党の派閥は、金とポストを背景に「親分・子分」の態勢を取っているが、立憲民主党のグループはそういう体制になっていない。多少、資金的に援助しているのは、サンクチュアリと小沢グループぐらいだと思う。菅グループに至っては年会費5万円取るので、「子分から会費を取る派閥って何なの?」と私は思ったくらいだ。

4人が立候補したので、1回目の投票で過半数を取る候補が出るのは、ほぼ不可能に近く、決選投票になることは間違いない。決戦投票は上位2人の中から、国会議員、公認候補、県連代表の投票で過半数を獲得した候補が選ばれることになる。

誰が決選投票に残るのか、現時点ではまったく読めないので、前回の自民党総裁選より混沌としている。今後のカギを握るのは党員票である。候補者が野党共闘をどう考えるのかどうかについて、党員がどういう判断を示すかがポイントになるだろう。

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