2020年11月の米大統領選の混乱から早半年あまり。すっかり過去の人となったトランプ前大統領ですが、2024年の選挙に向けて何やら動き始めていると明かすのは、メルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』著者で国際政治経済学者の浜田和幸さん。浜田さんは、トランプ氏が打ち出そうとしている副大統領候補に、驚きの娘イヴァンカ氏の名が浮上しているという信じられない情報について、その真偽を解説しています。

2024年の大統領選挙には親子コンビで挑む気らしいトランプ前大統領

ぶっちゃけ、トランプ前大統領の言動には驚かされる。

フロリダの別荘に「前大統領オフィス」を立ち上げ、2024年に向けて着々と準備を進めているようだ。

普段はゴルフ三昧の生活だが、それ以外の時間はこの新事務所で過ごすことが多い。

その内部の様子はホワイトハウスの大統領執務室を彷彿とさせるもの。

当時と同じように、家族の写真が飾られ、電話の受話器の傍にはお気に入りの「ダイエット・コーク」が鎮座している。

最も目を奪われるのはデスクの背後に登場したトランプ氏本人の彫像であろう。

現役時代からリンカーンなど歴代の偉大な大統領の顔面が彫り込まれたマウント・ラシュモア山に、「自分の彫像が加わらなければおかしい」と公言していたトランプ氏であった。

残念ながら、その夢は実現しないままホワイトハウスを去らざるを得なかった。

いまだに支持者の前では「先の選挙は民主党が不正な集計マシーンを使って自分の票を奪った。本当に勝っていたのは自分だ」との主張を繰り返している。

そのリベンジをはかるために「4年後には必ず打って出る」と公言。

そのためには副大統領候補を誰にするかが大きな課題となってきた。

4年間、副大統領としてチームを組んできたペンス氏であるが、トランプ氏の熱烈な支持者からは「最後に反旗を翻したペンスは絞首刑に値する」との反対論が専らであり、再度、タッグを組む可能性はない。

トランプ氏本人も「次回は黒人か女性を副大統領候補に選びたい」と内輪の会合では明言。

様々な名前が既にウワサされており、息子のエリックの妻であるララも候補に挙がっているようだ。

しかし、最も可能性が高いと目されているのは、娘のイバンカである。

何しろ、娘婿のクシュナー氏とイバンカ本人は過去4年間、あらゆる機会を捉えて「アメリカ初の女性大統領の座を得る」段取りを重ねてきていたからだ。

彼らの結論は「父親と組んで副大統領の座を射止め、その後、大統領職を目指す」というシナリオに他ならない。

まさに「トランプ・ファミリー・ファースト」である。

トランプ前大統領の姪で精神科医のメアリー・トランプ女史に言わせれば「ドナルドは虚言癖の塊だ。本当に再度選挙に出るかどうかは不明だが、出る素振りを重ねることで資金集めを狙っていることは間違いない」とのこと。

果たしてアメリカ史上、いや世界史上初となる「親子で大統領の正副候補として戦う」というゲーム感覚の選挙にアメリカの有権者はどう反応するのだろうか?

ぶっちゃけ、民主主義のリーダー国としてのアメリカの終焉を見る思いだ。

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