先日掲載の「韓国与党で内ゲバ勃発。大統領候補巡り知日派議員と党本部が対立」でもお伝えしたとおり、大揉めに揉めた韓国の与党・民主党の大統領選候補選出。結果的に知日派議員が党の決定を受け入れる形で決着を見ましたが、その代償はあまりにも大きなものだったようです。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超える日本人著者が、世論調査により明らかになった与党が負うことになる「深刻な後遺症」を紹介。さらに候補に決定した李在明氏の、自身に向けられた疑惑に対する対応の厚かましさを批判的に記しています。

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李在明には投票しない

与党の民主党の大統領選候補に選出されたのは現京畿道(キョンギド)知事の李在明(イ・ジェミョン)であるが、これに不服を唱えていた李洛淵(イ・ナギョン)元民主党代表が13日「和解」し、結果を受け入れると発表した。しかし李洛淵元代表支持層のうち、来年の本選挙で李在明に投票すると答えた人の割合は15%にも満たないという世論調査結果が出た。

オーマイニュースが世論調査会社リアルメーターに依頼して14日に発表した世論調査の結果、民主党予備選挙で李洛淵元代表を支持したと答えた人のうち、来年の大統領選挙で李在明に票を入れると答えた割合は13-14%台にとどまったと集計された。今回の調査は民主党予備選挙が終わった直後の11日〜12日、成人2,027人を対象に無線(90%)・有線(10%)・自動回答(ARS)方式で行われた。標本誤差は95%信頼水準で±2.2%だ。

具体的には、前回の民主党予備選挙で李在明を支持したと答えた回答者は663人だった。このうち84.2%は「李在明、尹錫悦、沈相奵(シム・サンジョン)、安哲秀(アン・チョルス)」の4者仮想対決の場合、李知事に投票すると回答した。しかし、李洛淵元代表を支持したと答えた604人のうち、李知事を選択すると答えた人は14.2%だった。李元代表の支持層の中では、4者仮想対決で尹錫悦(ユン・ソンヨル)元検察総長に投票すると答えた人の割合が40.3%で最も多いと集計された。沈相奵候補は4.9%、安哲秀国民の党代表は4.0%だった。

尹元総長に代わって洪準杓「国民の力」議員を含めた「李在明、洪準杓、沈相奵、安哲秀」の4者仮想対決でも結果は似たようなものだった。民主党の予備選挙で李在明を支持したと答えた人のうち81.9%は李知事を選択したが、李元代表を支持した人は13.3%だけが李知事に投票すると答えた。洪議員に投票するという回答が29.9%で最も多いことが分かった。

調査が行われた時期は李元代表が「結果を受け入れる」と明らかにする(13日)前だ。しかし、この点を考慮しても、民主党の党内選挙後遺症は深刻な水準だと、リアルメーターは分析した。

ペ・チョルホ_リアルメーター首席専門委員は「15%水準離脱も深刻に見られる状況で、15%水準は民主党と李在明候補としては赤信号」とし「対野党戦線構築および大庄洞(デジャンドン)疑惑の解消と同じくらい“本来のチーム”を構築するのが急務となった状況」と説明した。続いて同委員は「大庄洞疑惑の処理の様相が彼らの票心を分ける初期要因に働く見通し」と分析した。

今毎日大庄洞疑惑ニュースで持ち切りだ。それでも李在明は知らぬ存ぜぬを貫き通す厚かましさ全開だ。確かに、現政権(文)の検察は、本当にやる気があるのがどうかわからない状況で、うすとぼけたことをのうのうと言うありさまだ。ただそんな検察や与党の動きを見て、国民がただでおくはずがない。来年3月の本決選で、李在明が勝つようであれば、韓国の政治と司法は終わりだ。国民の冷静な判断を期待するばかりだ。

(無料メルマガ『キムチパワー』2021年10月14日号)

image by: 李在明 − Home | Facebook

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