街の治安を守って当たり前、手柄をあげてもなかなか報道されず不祥事ばかりがあげつらわれることが多い警察官たち。しかしその当たり前に感謝、敬意を払うのも市民としてあるべきことではないでしょうか。そこで今回はそんな警察官たちのお手柄やすごい!と思わせるニュースを紹介します。

スーツが似合わないから職質→逮捕

2019年5月、20歳の会社員の男が詐欺容疑で逮捕されました。男は埼玉に住む高齢の女性宅に「年金の還付金がある」と数度電話。女性宅でカードを受け取りコンビニのATMで50万円をおろしたところ警察に職質され逮捕されました。警察がこの男に目を付けたのが“スーツが似合ってないから”。結果的に犯罪は未然に防がれましたが警察のきゅう覚おそるべしといったところ。スーツが似合ってないったどんな風体なのでしょうか?

奇跡がおりなすめぐりあわせ?……でも逮捕

2018年4月、北海道の大型スーパーでのこと。女子トイレに男がいるとの通報があり従業員と警備員が閉じた女子トイレの個室に声をかけるとデジタルカメラを持った男(51歳無職)が出てきて盗撮を認めたため警察に引き渡したそう。その後、警察が実況見分をしている際、いくつかあるトイレの個室のひとつが、ずっと閉まったままだったんだとか。警察は臭うな……と思ったかは分かりませんが静観。するとその直感は的中、中からひょっこり現れたのは女装した男(自称公務員57歳)。警察は両者を建造物侵入の疑いで逮捕しました。

忍び込んだ盗撮魔と女装男、2人は知り合いではなく偶然そこに居合わせたそう。女子トイレという狭い場所での奇跡の邂逅……。この変態の渋滞、カオストイレにさぞ警察も心労したでしょう。

露出狂参上……即御用

2018年10月9日の夜7時前、新潟県長岡市の路上で陰部を露出したとして21歳の会社員が逮捕されました、現行犯で。というのも見せた相手が女性私服警官。当時、陰部を女性に見せつける露出事案が複数あったため、この日捜査員約10人が警戒にあたっていたといいます。

また2019年11月26日の午前0時ごろ、北海道札幌市の路上で20歳の学生が前から歩いてきた女性にズボンを下ろし下半身を露出。その女性が私服警官だと告げると逃走しましたが、後に確保され「やりました」と認めました。

ちなみに後者ですが11月26日午前0時ごろの札幌市の気温を調べてみると−1.5度……。寒空で露出する男、それを警戒するため寒空の中、派遣される女性警官に敬意を表したいですね。

地域住民と交流する有能おまわりさん、しかし……

2019年6月、大分県でのこと。地域の自治会イベントがあり、おまわりさんの男性がパトカーで駆け付け田植えに参加。地域の住民と交流をし帰って行ったそう。この話、ほのぼのした出来事だし、取り締まりだけではなくこういったふれあいを大事にするとてもいいおまわりさんだなと感じますが話は続きがあります。

後日、イベントの際、停めた「パトカーは違法駐車ではないのか?」と警察に問い合わせがあったそう。つまりおまわりさんが駆け付けた際、パトカーを停めた場所が違法駐車にあたるのではないかというのです。

事実関係を認めたおまわりさんは「故意ではなかった」と釈明、違反切符を切られ厳重注意を受けました。

何かもやもやする出来事ですね……。

これぞ芸術! 陳列の妙技 並べ師

下着やら体操服を大量に盗む窃盗犯。いかがわしいDVDを製造し販売をする無法者。彼らを逮捕後、被害の品を押収した際、その大量の物品を綺麗に陳列している映像をニュースでよく目にします。中には鮮やかに並べレイアウトされるものもあり、それはまるでアートの領域まで達している場合も。今回はそんな美しく陳列された実例、“並べ師”が腕を遺憾なく発揮した事件を紹介します。

サドルの統一感の無い色と不安定な形をアートに仕上げる警視庁蒲田署

2019年10月、61歳の男が盗んだ159個のサドルの陳列はまさに芸術。並べられたサドル、横1列15個、それが手前から奥まで11列あるわけですが、手前に並べられたサドルは真っ黒。これが奥になるにつれ明るい色になっていき最後は明るい茶色のサドルが並べられました。この美しいグラデーションにはため息が出ます。

並べの歴史史上最高傑作! 栃木県警の妙技

最も美しいと喝采を浴びたのが17年10月、栃木県など20の高校野球部から盗まれた野球用具ボール約9300個、バット31本の陳列。被害の一部の用具で構成された作品は、外側に箱入りで新品ボールを並べ、中央には茶色くなった使用済みのボールで築いた10段のピラミッドを製作。これを左右に鮮やかなシンメトリーで構築する神業。真ん中にはバット二本を交差させるように配置する遊び心も。よく見ると箱に入った新品ボールの縫い目も整然と並べられました。この高難度の芸術は今もなお語り継がれています。

警察官は特別な訓練を受け資格を持ち、そして経験からくる勘や嗅覚はわれわれ常人にはとても及びもつかないし頼りになる存在です。揚げ足をとるニュースばかりでは彼らも頑張り甲斐がないというもの。いいニュースにも耳目を傾けたいですね。

ポリスマガジン
Fujisan.co.jpより